そのままVon

おもに31文字の語呂合わせ日記

万葉集#3.0438-3.0440

2009年07月09日 |  / 万葉集
7/9
「美しい人を包める布のよう私が手枕する人はなし()」
「愛ウツクしき人の纏マきてし敷布シキタヘの吾アが手枕を纏く人あらめや
(神亀五年戊辰ツチノエタツ、太宰帥大伴の卿の故人を思恋シヌひたまふ
歌1/3首 #3.0438)」
「この歌は死に別れた後数旬がたった後にと作りたるとや
(右ノ一首ハ、別去テ数旬ヲ経テ作メル歌。)」
「帰るべき時は来にけり都にて誰が手本タモトをか吾が枕かむ
(歌2/3首 #3.0439)」
「帰るべき時は来にけり家にては誰がそばにて私を待たん()」
「都なる荒れたる家に独り寝ば旅にまさりて苦しかるべし
(歌3/3首 #3.0440)」
「都でも荒れた我が家の独り寝は旅に勝りて苦しかるべし()」
「(右ノ二首ハ、京ニ向フ時ニ臨近キテ作メル歌。)」
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万葉集#3.0436-3.0437

2009年07月09日 |  / 万葉集
7/9
「この頃は人の噂がかしましく君が玉なら手に巻き恋わん(ブレスレットに)」
「人言ヒトゴトの繁きこの頃玉ならば手に巻き持ちて恋ひざらましを(0437)」
「私らは心清らかあるゆえに君が悔ゆべきことは思わん()」
「妹も吾も清御の川の川岸の妹が悔ゆべき心は持たじ(某の歌二首0436)」
「この某は河辺宮人ことなりき詞書きにはいろいろとあり()」
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