そのままVon

おもに31文字の語呂合わせ日記

万葉集#4.0492-4.0495

2009年07月26日 |  / 万葉集
7/25
「(田部忌寸櫟子タベノイミキイチヒコが太宰オホミコトモチノツカサに
任マけらるる時の歌)」
「衣手に取りとどこほり泣く子にも益れる吾を置きて如何にせむ
(舎人吉年、歌1/4首 #4.0492)」
「袂へとすがって泣ける子に勝り悲しい吾を置いてどうする()」
「置きてゆかば妹恋ひむかも敷細シキタヘの黒髪敷きて長きこの夜を
(田部忌寸櫟子、歌2/4首 #4.0493)」
「残し置く妻は恋うらん黒髪をうちなびかせて長き夜には()」
「吾妹子を相知らしめし人をこそ恋の増されば恨めしみ思モへ
(歌3/4首 #4.0494)」
「わが妻を紹介したる人をこそ恋が募れば恨めしくあり()」
「朝日影にほへる山に照る月の飽かざる君を山越しに置きて
(歌4/4首 #4.0495)」
「朝まだきにほえる山に照る月のように見飽きぬ君を置きては()」
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万葉集#4.0496-4.0499

2009年07月26日 |  / 万葉集
7/26
「み熊野の浦の浜木綿百重なす心は思モへど直タダに逢はぬかも
(柿本朝臣人麻呂が歌1/4首 #4.0496)」
「み熊野は三重・和歌山の総称で浜木綿繁茂有名だった()」
「百重なす浜木綿のごと君思うしかしすぐには会えず残念()」
「古にありけむ人も吾がごとか妹に恋ひつつ寝イネかてにけむ
(歌2/4首 #4.0497)」
「吾のごと妻を思いて床に就くことができぬか古人は()」
「今のみのわざにはあらず古の人ぞ益りて哭ネにさへ泣きし(歌3/4首 #4.0498)」
「恋を病む今のわたしに勝るかも古人も泣きに泣けるか()」
「百重にも来及シかぬかもと思へかも君が使の見れど飽かざらむ
(歌4/4首 #4.0499)」
「繰り返し来てほしいとぞ思うせいあなたの使い見れど飽きない()」
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