3/23
「昨日けふ君に逢はずてするすべのたどきを知らに音のみしそ泣く(贈答歌六十三首 55/63 #15.3777)」
「昨日今日あなたに逢わずする術をわからず涙にくれております()」
「白妙の吾(あ)が衣手を取り持ちて斎(いは)へ我が背子直に逢ふまてに(贈答歌六十三首 56/63 #15.3778 右の二首は、娘子が和贈(こた)ふる歌。)」
「白妙のわたしの袖を手にとって祈れ彼氏よ直に逢うまで()」
3/23
「昨日けふ君に逢はずてするすべのたどきを知らに音のみしそ泣く(贈答歌六十三首 55/63 #15.3777)」
「昨日今日あなたに逢わずする術をわからず涙にくれております()」
「白妙の吾(あ)が衣手を取り持ちて斎(いは)へ我が背子直に逢ふまてに(贈答歌六十三首 56/63 #15.3778 右の二首は、娘子が和贈(こた)ふる歌。)」
「白妙のわたしの袖を手にとって祈れ彼氏よ直に逢うまで()」
3/23
「君が共ムタ行かましものを同じこと後れて居れどよきこともなし(贈答歌六十三首 51/63 #15.3773)」
「君ととも行けばよかった同じこと遅れて居ればよいことはない()」
「我が背子が帰り来まさむ時のため命残さむ忘れたまふな(贈答歌六十三首 52/63 #15.3774 右の八首は、娘子が和贈コタふる歌。)」
「わが彼氏お帰りになる時のため生きていましょう忘れないでね()」
「あら玉の年の緒長く逢はざれど異ケしき心を吾アが思モはなくに(贈答歌六十三首 53/63 #15.3775)」
「年変わり長い間も逢わないが疑う気持ち少しもなけれ()」
「今日もかも都なりせば見まく欲り西の御厩ミマヤの外トに立てらまし(贈答歌六十三首 54/63 #15.3776 右の二首は、中臣朝臣宅守がまた贈れる歌。)」
「今日もああ、都に居たら逢いたいな西の御厩ミマヤの外トで待とうに()」