2015/01/15
「あぐりさんいま何歳と例に出し長生きしてと老いを励ます(1月5日、享年107才)」
「あぐりさん肺炎になり逝きたまうつっかい棒を失いしよう()」
「和子さん母を評して言いました『楽天的で頑固もの』だと(あきれるほどに)」
「そういえばわが父逝くも同じ日で宿直業務を明けて聞きたり()」
2015/01/15
「元旦や上野の森に去年の月(子規)」
「根津からは上野の森は西かいな地図みて位置をみるも一興()」
「元旦は仏なき世へもどりけり(子規)」
「元旦は神で祝うが大方で初詣には神社に行きし()」
2015/01/15
「めでたさも一茶位や雑煮餅(子規)」
「めでたさも中くらいなりおらが春(一茶)」
「変わりなく雑煮が食えるめでたさよ痛みも少しあるにはあるが(子規は中くらいでは満足しなかっただろうが…)」
「一茶いう『おらが春』には平穏が訪れており『中くらい』とは()」
「雑煮食み呑み込む度に覚悟する(小さくしたかとチェックして思いきって呑み込む。呑み込む力が弱くなっているので)」
2015/01/15
「雑煮くうてよき初夢を忘れけり(子規)」
「蒲団から首出せば年の明けて居る(子規)」
「元旦に次第に雑煮くわざりき年経るごとに夢忘れけり()」
「今ならば何が吉夢なれるのか美人が横にいるのがよけれ()」
「寝床からヌーッと首を出したなら年が変わりてある正月が(必ずある正月で迎え方は色々だが、子規はこれしかなかった)」