がじゅまるの樹の下で。

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2回目の北山の風(舞台写真あり)

2011年08月01日 | ・現代版組踊レポ

現代版組踊シリーズ
「北山の風~今帰仁城風雲録~」

去年の10月、チーム鬼鷲(現:Teamシンカヌチャー)を中心に行われた公演が、
北部地区の中高生を中心とした舞台として独立。

今年1月の桜まつりの公演に続いて今回が独立して2回目の公演となります。
(前回の模様はこちら

前回の桜まつりの時は5デイズのうち後半が雨のため中止。

行けず仕舞いだったので、ワタシにとって今回の公演は
「北山の風」2回目、独立してからは初の観劇となりました。

場所は今回も今帰仁グスクの野外ステージ。

やっぱりいいねぇ、グスク公演!

今回はステキな夕焼け空と、
見事な星空に感激

やんばるならではの星空だ~~~~

そして、やっぱり北山の風は独特の客層(笑)

じいちゃん、ばあちゃん、孫をつれてゴザ敷いて、
ビール片手にわいやわいや。

案の定、酔っ払った?父ちゃんの陽気な掛け声も連発でしたが
まぁ、そこはご愛嬌(笑)

最後に本部とヒロインの真鶴(ああ、乙樽じゃないんだ)が手を取り合って退場するところでは
「ヒュ~♪」と周りからひやかしの笑いと拍手(笑)

公演中も指笛、声援、掛け声、拍手が頻繁に起こって
村芝居のような村祭りのような、アットホームな感じでした。

これって他では絶対見られない光景だよな~

舞台もそうだけど、客席も含めたこんな雰囲気を楽しむのもいいかもしれません。

 
↑尚巴志。ワルイ奴よの~(笑)

パンフレットで本部が「本部平原」じゃなくて「本部大主」ってあったから
若干ストーリー展開変わったのかな?って思ったけど
ストーリーは前回と概ね同じでした。

ストーリーテーラーの“平田さん”が、原作者の“新城先生”になってたくらいかな。

(そういえば、このストーリーテーラーの語りの場面でよく流れてたBGM、いいねぇ!
オリジナルなのかな?)

ちゃんと「うしー」も「うまー」もいたし(笑)
少林サッカーな空手も見れたしね♪

でも独立したということもあって、
衣装や演舞などオリジナルのものもたくさん見れました。

三つ巴の舞を旗でやるのも面白い♪
個人的に学生時代からマーチング好きだったこともあって旗を使った演舞って大好きです。
今回の旗は予想してたより小さめだったかな。
(数があるので決してしょぼいわけではないんだけどね)
ゆくゆくは馬鹿でかい旗(今の3~5倍くらい)が後にあと3つくらいあるともっと迫力が増すだろうな~と。
(↑でた、ハデ好き(笑))

そのためにはもっと男手が必要なのか…。

でもちむドンフェスタの時はオンナノコオンリーだったので
男の子メンバー入ってたね!
(やっぱり主役の本部は男の子じゃないとね~)

もっともっとメンバー増えるといいね~

 

男性アンサンブルの衣装、ああゆうの好きです。

女性アンサンブルはふわふわしてて妖精みたいだったな。

真鶴は紅型のドゥジンに赤のカカンで
数ある舞台ヒロインの衣装で1番琉球っぽくてよかったです。

 

オンナノコ演じる攀安知も初めて見ましたがなかなかよかったです。

やっぱり死に際の演出いいな~。
(トリハダトリハダ…)

前回みたいな純古典音楽ではなかったけど、
雰囲気的には近くて。
(すこ~し音の入るタイミングに間ができちゃったのが惜しかったけど…^^;
生演奏じゃないから微妙なタイミングが難しいね…) 

そして、

なるほど。

「北山の風」での、
裏のキーパーソンは謝名大主だな

肝高の阿麻和利でいう大城賢雄的存在みたいな。

演じ方次第で色々読み取れてストーリーに広がりと深さを与える役ですな。

謝名大主、今後とも要チェックです


謝名の衣装もいいな~。

今回初めて北山の風を見たオ連レサマ~sも至極感激したようで
「本部かっこいい!!」
「攀安知かっこいい!!」
と、興奮気味でしたよ(笑)


 
今回、演者さんもダンスチームも新メンバーになって初舞台ということで
緊張もしてたと思いますがよくがんばっていたと思います。

ナイス笑顔もたくさん見れましたしね☆

でもまだまだ良くなる!!って思ったよ。
(今がダメって意味じゃないよ。これからの可能性をもっと感じましたって意味です☆)

もっと場数をこなして、踊りもっと余裕が出てきたら
声ももっともっと出るようになるはず。

多少振りが荒々しくても未熟さがあったとしても
みんなが声出すとその気迫ってすごい客席にストレートに伝わるから。
(「合唱」とかをイメージすると分かりやすいかな)

「国頭さばくい」とか「ダイナミック琉球」とか
歌いながら、とは言わずとも囃子とか掛け声とか、雄叫びとか(笑)
ポイントポイントで皆でうわーって出すとトリハダたちます。

9月の公演は野外じゃなくて壁に囲まれたホールだから
この声の差ってきっとすごい影響出ると思うよ。

きっとできるはずだから今後も期待したいと思います!!


↑本部と千代松が桜の木の下で出会うシーン。
城壁に映し出されたピンクの明かりが確かに桜の木々に見えました…!
やっぱり今帰仁グスクといえば桜だよね~。あと猫(笑)


というわけで、9月11日に名護市民会館大ホールで行われる
初のホール公演!

(ホール公演が初っていうのもスゴイけど(笑)グスク公演のほうが貴重なはずなのに…(笑))

聞くところによると、このホール公演では
公演時間も倍の2幕2時間の本格公演!

よってストーリーも加筆されより深くツッコんだ展開、人物描写に加え、
もしかしたらテーマソングもできるかも!?
とのこと。

もちろん演出、構成ともに大変革が見込まれます。

ってことで、今後とも更なる飛躍が期待される「北山の風」

今後も見逃せません!!


↑この瞬間もよかったな~。衣装の羽織がいい効果を出してます!

ってことで、

9月公演のチケット購入済です!

北山の風メンバーさん、スタッフさん、
本当にお疲れ様でした

またの舞台を楽しみにしています



舞台では完璧でもなぜか最後の挨拶では噛む人続出(笑)“護佐丸”とか“城間先生”とか…(笑) あれっ、タオスタッフ…(笑)

挨拶は一言一句間違えないように言おうとすると難しいので、
言おうと思っているトピックを箇条書きにして頭に入れるといいノダ。
そうすればどんな言葉を使おうと、その内容と順番さえしっかりしてればちゃんと「挨拶」になるから★

学校でもどんどんこういった原稿を見ない挨拶にチャレンジすると鍛えられるよ~(笑)

 

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56~。

 

あっ、本日15:45~ FMよみたんにて「月下に語る」再放送です。
「月下に語る」前の小説「北山炎華」も久々に読みたくなったな~(笑)


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