琉球古道を歩いてみようシリーズ。
尚真が作った首里城から那覇港の南岸までをつなぐ軍用道路
その名も「真珠道(まだまみち)」
テキスト(「琉球古道/上里隆史著)は122ページ。
スタート地点は首里城守礼門。
本来は手前の芝生のスペースに
真珠道完成の記念碑(真珠湊碑文)があったようですが
今はレストセンター前の広場に置かれています。
(※今あるのは復元されたもの)
写真は多いのでまとめてざっくりご紹介。
観光スポットとしても有名な金城町の石畳エリア。
これも真珠道の一部。
「ちゅらさん」の主人公"えりぃ"のおうちもここ。
(ちなみにウチナンチュは"えり"という名前の子を"えりぃ"とは言わない。普通なら"えーりー")
下から2段目の、門構えが立派なおうちは第一尚氏の末裔「孫氏」のおうち。
確か那覇の景観ナントカに認定されてたはず。
ちょっと寄り道すれば鬼餅伝説の大アカギスポットもあります。
(今回は割愛)
静かで風情のある石畳道ですが
軍事道路として見ながら歩いてみるとまた新しい発見があるかも?
ただ、雨の日は滑りやすいので要注意。
いわゆる"金城町の石畳"を抜けると、
繁多川エリアへ。
今は普通の住宅街ですが
繁多側自治会ががんばって色んな所に
案内板を立ててくれています。
カー(泉)も点在していて
水の豊かなエリアだったことが分かります。
途中で、沢岻親方のお墓参りをして
更に行くと識名宮。
真珠道の道のりはまだまだ序盤なんだけど
ここまででも結構注目スポットがたくさんあって
見ごたえあります。
識名宮を過ぎると一気に見どころスポットは減りまして、
安里大親の墓参りに寄り道した以外は
ひたすらゴールを目指すのみ。
途中に例の尚徳王陵墓跡や真和志間切番所跡、
沖縄女子短期大学前を通って国場方面へ。
軽便鉄道の跡などを見つけたら
真玉橋へ出ました。
真珠道はこの後、真玉橋を渡って
豊見城グスク、そして那覇港の方に続くのですが
今回の古道歩きはとりあえず真玉橋まで。
(豊見城グスクとその周辺はこの後、車で散策しました)
琉球の軍事道路、真玉道でした。
*おまけ*
かなり不安になる電信柱。
何か、錯視効果でも狙っているのだろうかと
疑いたくもなるほどの傾斜。
カメラの構えが斜めっているわけではないことは
周りをよーく見ていただければ分かるかと(^^;