がじゅまるの樹の下で。

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またまた、金丸の落とし子

2015年07月09日 | ・琉球史散策/第一尚氏

今年は金丸生誕600年!

記念の催しが色々行われていますね。

 

さて、金丸の落とし子(庶子・私生児)の伝えは
各地にたくさんあります。

イケメン色男で有名な金丸なので、
実際にそうだったということもあるでしょうが、

伝・金丸の落とし子たちが
けっこー偉人扱いになってるあたり
偉人特有の異常出生秘話というか、
"金丸という偉大な人の血を引いているが故だった"
という飾りもあるのでしょう。

身分ある人が出生不明ではカッコつかないというのもあるのかな。
昔は血筋や出生が重要な時代だっただろうし。

だからこそ「伝承・伝説」であり、
真実はどうなのかは
確かめようもないんですけどね。

 

でもまぁ、本当に多いこと、多いこと。

本当に金丸の子かどうかはさて置き、
そういう扱いをされている伝承が多々あること自体
金丸という人物像を垣間見れますね。

 

 

金丸がまだ一家臣だった頃、
中城の久場に視察に訪れた際、
北谷ノロ真加登金(まかとがね)と一夜を過ごしました。

またノロさんですよ。

やっぱり、王や按司など身分の高い人と
地域のノロが結ばれる率は高い気がします。

 

もちろん、それは一夜限りの関係。

二人が正式に結ばれることはなかったのですが、
後々、子を宿していることに気づいた真加登金は
ノロという立場もあり、人目を避け、
一人でひっそりと男児を生みます。

 

(つづく)

 


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