今年は金丸生誕600年!
記念の催しが色々行われていますね。
さて、金丸の落とし子(庶子・私生児)の伝えは
各地にたくさんあります。
イケメン色男で有名な金丸なので、
実際にそうだったということもあるでしょうが、
伝・金丸の落とし子たちが
けっこー偉人扱いになってるあたり、
偉人特有の異常出生秘話というか、
"金丸という偉大な人の血を引いているが故だった"
という飾りもあるのでしょう。
身分ある人が出生不明ではカッコつかないというのもあるのかな。
昔は血筋や出生が重要な時代だっただろうし。
だからこそ「伝承・伝説」であり、
真実はどうなのかは
確かめようもないんですけどね。
でもまぁ、本当に多いこと、多いこと。
本当に金丸の子かどうかはさて置き、
そういう扱いをされている伝承が多々あること自体
金丸という人物像を垣間見れますね。
*
金丸がまだ一家臣だった頃、
中城の久場に視察に訪れた際、
北谷ノロ真加登金(まかとがね)と一夜を過ごしました。
またノロさんですよ。
やっぱり、王や按司など身分の高い人と
地域のノロが結ばれる率は高い気がします。
もちろん、それは一夜限りの関係。
二人が正式に結ばれることはなかったのですが、
後々、子を宿していることに気づいた真加登金は
ノロという立場もあり、人目を避け、
一人でひっそりと男児を生みます。
(つづく)