がじゅまるの樹の下で。

*琉球歴女による、琉球の歴史文化を楽しむブログ*

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古琉球人と近世琉球人の描きわけ

2019年01月17日 | ・琉球/沖縄、徒然日記

 

 

和々的
古琉球人と近世琉球人の基本描き分け。
(※キラキラverじゃないやつね)

重視しているのは着物のシルエット。
(髪型はもうだいぶ認識が広がってきたような気がするので)

古琉球の方がゆったりとしていて
漢服のような感じになると思っています。

体の線を捉えないシルエット。

これがポイント!

 

現代の浴衣や着物のように
特に下半身が体の線に沿ったシルエットだと
個人的には違和感があります。

丈が長くても
もっとばさばさと
アクティブに動ける身幅(ゆったり感)だったと思う。

生地もとろんとした
シルクのような薄い滑らかなものではなく、
もっとがハリのある、
織が荒めで丈夫な(そして通気性のある)、
今でいう麻のような、
それこそ芭蕉布のような生地感だったのでは。

だから尚更、生地が体の線に沿わない、と。

 

帯の結び方は不明だけど、
(雪舟の描いた琉球人の図でも帯は見えない(´;ω;`))

個人的なイメージとしては
近世よりはややシンプルだったんじゃないかなー?
と思っています。

 

ただ、王様とか身分の高い人はその限りでない的な。

ケースバイケースはありつつ、
基本は↑かなー、と。

 

これが「正しい」と主張するものではなく、
あくまでもワタシがこれまで見聞きしてきたことから整理した
「描くための」イメージメモです。

近世と少し描き方を変えることで
古琉球感を出せると思いますよ。

 

参/「だれも見たことのない琉球」(上里隆史著) 他


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