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アンドリュー・ワイエス展

2010-11-05 00:40:44 | アート
                   
アンドリュー・ワイエス展
-オルソン・ハウスの物語-
埼玉県立近代美術館


アメリカの国民的画家と謳われてはいるが
色彩は決して明るくない
華やかなモチーフを描いているわけでもない
どちらかと云うと、物悲しさが漂ってくる作品が多いように感じた
アメリカの国民的画家なんて肩書きがついているなら
もっと華やかなでビビットな作品が多くてもいいと思ったか…


習作ばかり…
たぶん、完成品よりも習作の方が展示数が多かっただろう…

オルソンシリーズと銘打ってあるが
ワイエスは病弱の為、遠くに外出ができない
近所のオルソン一家の家や家族や周辺風景を描いていた経緯がある

故郷の隣人の女性を10年以上も描き続けていたことを、妻に秘密にしていたこと
(結局バレてしまっているが…)

そんなネガティブな話は美術館の説明では触れられていない
クリーンな側面からしか展示や紹介がされていないように感じた
少々腑に落ちない点だな…


水彩画の作品を美術館で観る機会はなかなかないので
油絵のタッチとは別ものの、にじむ境界線の妙を感じることができた