そう
オシリの破れた状態のまま閉店時間は近づいている
詳しく説明すると
ズボンの破れた部分からは
黒いボクサーパンツと肌色の部分がチラチラ露出している
リアルアホである
受付の椅子にその破れた部分を隠すように腰掛け
閉店時間が無事にくるのを
時計の針が止まらないことを、祈るように待っている
そして、閉店一分前
ブイーン
自動ドアの開く音がした
冗談抜きに作り話ではなく、ホントにこのタイミングにお客さんが来た
「あぁ、オシリ13の運命は終わったな…」
と、心の中で呻きをあげながら
顔はにっこり笑顔で「これからでも大丈夫ですよ~」とスマイル120%
ベッドに寝てもらうお客さんにはばれないかもしれないが
もう一人の女性スタッフには、どう頑張っても、どう取り繕ってもばれる
どんなに危機管理に敏感な人間だって
ズボンが破れることを想定して
代えのズボンをいつも持ってくるなんてことはしないだろう
もちろんオシリ13も例外なく持ってきてはいない
受付をしながら、グルグルと虚しく回る思考
しかもお客さんの名前は「田中さん」
同じ田中じゃん!!
この状況下でどんな皮肉だよ
同じ田中なら、この状況を察してよ!
「同情するなら、ズボンくれ!」
と、自分勝手120%なことを叫んでみる
しかし、どんなに嘆いても破れたズボンが元に戻ることはない
・・・・・・・
着替えだ
お客さん用の着替えを使えば何とかなる!!
半ズボンだけど、破れたオシリは隠すことができる
黒のズボンの上に半ズボンをはくなんて、怪しさ120%な着こなしではあるが
破れた部分を露出するよりは100倍ましだろう
この際、着こなしがどうの、なんて言ってられる状態ではない
なんとか、敗れた部分を露出するという醜態を晒すことは回避できたが
この着こなしを、もう一人の女性スタッフにどう説明しようか
それが、次の難関である
だが、この時点で開き直っているオシリ13
もう恐いものなんてないさ
そんな大きな気持ちになっている(アホ)
だが、お客さんのいる手前
アホみたいにおおっぴらげに言うわけにいかないわけで・・・
今日こそは、可愛いあの子に告白するんだと決心して
そのタイミングを今か今かとドキドキしながら待っている
そんな淡いすっぱい思い出が…
なんて、考える余地は全くなく
いろんな意味でドキドキしてる気持ちを飼いならし
どうにかこうにかタイミングを見計らい、小声で伝える
「ズボン破れちゃって、こんなかっこうになっています」
笑っていいのか、困っていいのか、困惑しているのがひしひしと伝わってくる彼女の表情
ちょっと怪訝な顔にも見えているが
「しったこっちゃないさ、仕方ないじゃん、ズボン破れたんだもん」
と開き直りなオシリ13
お客さんがいるので、それ以上の会話はできない
いや、できなかったことがよかったのだろうか
不信感を抱いたままだったろうか
どちらにしても、ズボンのオシリが破れた人間に不信感を抱かない人間はいないだろう…
どう転ぼうとも、彼女にとって「オシリ破れたさん」になったことは間違いない
彼女は先に退勤し、お客様と二人になり無事に終わりの時間になる
「いや~、久々に気持ちよかったよ~」
と、喜びの言葉をいただき、名前も聞いてくれた
「フフフ、そう言っている相手のズボンが破れてオシリ見えてるなんて知る由もないんだよな」
なんて、自嘲気味なオシリ13
日常に潜む非日常
けっこうあるのかもね
外は真っ暗、日付も変わって人もほとんどいない
破れたズボンのまま、帰ることにする
帰り道は自転車に乗っているから、ばれないだろうしね
と、途中けっこう急な坂道で
思いっきり立って気持ちよく自転車をこいでいた
アホ丸出しでオシリ丸出しであった
オシリの破れた状態のまま閉店時間は近づいている
詳しく説明すると
ズボンの破れた部分からは
黒いボクサーパンツと肌色の部分がチラチラ露出している
リアルアホである
受付の椅子にその破れた部分を隠すように腰掛け
閉店時間が無事にくるのを
時計の針が止まらないことを、祈るように待っている
そして、閉店一分前
ブイーン
自動ドアの開く音がした
冗談抜きに作り話ではなく、ホントにこのタイミングにお客さんが来た
「あぁ、オシリ13の運命は終わったな…」
と、心の中で呻きをあげながら
顔はにっこり笑顔で「これからでも大丈夫ですよ~」とスマイル120%
ベッドに寝てもらうお客さんにはばれないかもしれないが
もう一人の女性スタッフには、どう頑張っても、どう取り繕ってもばれる
どんなに危機管理に敏感な人間だって
ズボンが破れることを想定して
代えのズボンをいつも持ってくるなんてことはしないだろう
もちろんオシリ13も例外なく持ってきてはいない
受付をしながら、グルグルと虚しく回る思考
しかもお客さんの名前は「田中さん」
同じ田中じゃん!!
この状況下でどんな皮肉だよ
同じ田中なら、この状況を察してよ!
「同情するなら、ズボンくれ!」
と、自分勝手120%なことを叫んでみる
しかし、どんなに嘆いても破れたズボンが元に戻ることはない
・・・・・・・
着替えだ
お客さん用の着替えを使えば何とかなる!!
半ズボンだけど、破れたオシリは隠すことができる
黒のズボンの上に半ズボンをはくなんて、怪しさ120%な着こなしではあるが
破れた部分を露出するよりは100倍ましだろう
この際、着こなしがどうの、なんて言ってられる状態ではない
なんとか、敗れた部分を露出するという醜態を晒すことは回避できたが
この着こなしを、もう一人の女性スタッフにどう説明しようか
それが、次の難関である
だが、この時点で開き直っているオシリ13
もう恐いものなんてないさ
そんな大きな気持ちになっている(アホ)
だが、お客さんのいる手前
アホみたいにおおっぴらげに言うわけにいかないわけで・・・
今日こそは、可愛いあの子に告白するんだと決心して
そのタイミングを今か今かとドキドキしながら待っている
そんな淡いすっぱい思い出が…
なんて、考える余地は全くなく
いろんな意味でドキドキしてる気持ちを飼いならし
どうにかこうにかタイミングを見計らい、小声で伝える
「ズボン破れちゃって、こんなかっこうになっています」
笑っていいのか、困っていいのか、困惑しているのがひしひしと伝わってくる彼女の表情
ちょっと怪訝な顔にも見えているが
「しったこっちゃないさ、仕方ないじゃん、ズボン破れたんだもん」
と開き直りなオシリ13
お客さんがいるので、それ以上の会話はできない
いや、できなかったことがよかったのだろうか
不信感を抱いたままだったろうか
どちらにしても、ズボンのオシリが破れた人間に不信感を抱かない人間はいないだろう…
どう転ぼうとも、彼女にとって「オシリ破れたさん」になったことは間違いない
彼女は先に退勤し、お客様と二人になり無事に終わりの時間になる
「いや~、久々に気持ちよかったよ~」
と、喜びの言葉をいただき、名前も聞いてくれた
「フフフ、そう言っている相手のズボンが破れてオシリ見えてるなんて知る由もないんだよな」
なんて、自嘲気味なオシリ13
日常に潜む非日常
けっこうあるのかもね
外は真っ暗、日付も変わって人もほとんどいない
破れたズボンのまま、帰ることにする
帰り道は自転車に乗っているから、ばれないだろうしね
と、途中けっこう急な坂道で
思いっきり立って気持ちよく自転車をこいでいた
アホ丸出しでオシリ丸出しであった
こちらもドキドキしながら読みましたよ
こんなに楽しいブログは久々ですわ
まあ 誰でも一度や二度は赤っ恥な経験はあるでしょうけど、こうやって笑い飛ばしちゃうといいかもね
もっとも、そのときは必死でしょうけど…
働いているからこそ、のできごとだね!
帰りの自転車の姿を想像すると…
職務質問レベルですね。。
日常の中の非日常、好きです。
お邪魔しました。
過ぎたことだから、笑ってられるけどね
その時はホント必死だった(笑)
だけど、祈りの中身がたぶんちがうんでしょ(笑)
パッションのは、あまりにアホな祈りだもの
そう
職場で起きたからこそのネタ
部屋でなっても、ぜんぜん面白話にならないもんね
ようこそ!
そして、長々とつづってしまった記事を読んでくださりありがとう!!!
もっともっと研ぎ澄ました文章にしたいのですが
力量不足です・・・
研ぎ澄まし、もっとシュールにしたい
だけど、文章を読んでイメージ化するのはスムーズにできたほうが笑いも生まれる
ちょっと相反するような気持ちかもしれないのですけど…
文章作るの難しい!!でも楽しい!!