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ロック魂を手描きで表現するyabanjin-soulのたわごと・ひとりごと

映画『her/世界でひとつの彼女』予告編

2015年05月16日 | 映画
映画『her/世界でひとつの彼女』予告編


学習進化型OSと人間との関係を描いた作品。

でも、これってたまたま相手がコンピュータってだけの話で、

遠距離の人間どうしやネット上で知り合った相手との恋愛とさほど変わらない気がした。

でも、

というか、だからこそ

OSとのテレフォンセックスみたいな性的なやりとりがあるんだけど、

そういったものは一切ない方が良かったんじゃないかって思う。

だって、肉体がないわけだからそういうコミュニケーション方法なんて理解できないだろうし。

最後のほうで主人公の人間をほっといて、

OS同士の「非言語の会話」を始めたって時に

その「非言語会話」が人間には理解不能だったのと同じように。

つまり、人間のセックスがOSには理解不能な「非言語会話」なんだと思うよ。

そういうギャップがあるからこそ、

この結末があるんじゃないのかな?

アイデア的には

機械(アンドロイド)と人間の恋愛を扱った手塚治虫の「火の鳥・復活編」と同じような感じだったから、

映画の評価もよかったし、相当な期待をして観たんだけど

だからこそ「もう少しだな」という残念な感想だった。

「火の鳥」では、最後はロボットと人間が一体化され一つになるというお話で、

だからと言って単純な「ハッピーエンド」でもなく、

命というものをいろいろと考えさせる内容で、「火の鳥」シリーズの中で最も好きなお話のひとつだったから

そうとう期待しちゃってたんだよね。

でも、まあ

この映画は「愛することの意味」や「愛した人との関係性」についての話で

そんなに悪くはないと思う。

これはこれでうまく作ってる映画だと思うよ。
コメント
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