yabanjin-soulのTシャツ魂

ロック魂を手描きで表現するyabanjin-soulのたわごと・ひとりごと

人の命がかかってるってえのに・・・。

2015年05月28日 | 国際・政治
いつのまにか、名前が「平和安全法」から「安全保障法」に変わってた。

安倍さんの国会答弁を聞いてると

こうやってだんだんといろんなことがすり替わっていくんだろうなあ…と感じる。




第二次大戦のころのドイツ民衆から喝さいを浴びたヒットラーの演説でこういうものがある。

「我々はいつも平和を欲している。だが、それはイギリスやフランスなどの態度次第なのだ。ドイツにとって不利益なことを押し付けてくる相手に屈するわけにはいかないのだ。ドイツは繁栄せねばならない。それを阻害するものとは断固として戦うのみである。」



歴史的に見て「侵略のための戦争」なんていうことを謳って武力行使をする国など一切見当たらない。
どんな国でもいつも「自衛のため」の戦争なんだよね。

あの悪名高きヒットラー率いるナチスドイツだって「自衛のための戦争」を主張していた。
そして「紛争はすぐに終結し、平和がもたらされる」と。
でも、その結果は皆さんご存知の通り。

その当時の日本も一人一人の命を軽んじて国全体の繁栄を重視した政策を行っていたわけ。
その反省から生まれたのが「日本国憲法」なのであって
これは改憲派が主張するような「アメリカからの押し付け憲法」では決してない。

その当時の、ほとんどの日本人がもろ手をあげて賛成した憲法なんだよ。

「アメリカに押し付けられた」と思いたい改憲派たちの勝手な主張に過ぎないんだよね、実は。

朝鮮戦争が起きた時も「改憲」せずに自衛隊の前進「保安隊」を作るだけに終わってるし、

その後もGHQの支配下に置かれながらも改憲はせずにいたのは日本国憲法は日本人が決めた憲法だったからなんだとおもうよ。

そうじゃなく、

もしGHQの押しつけが本当だったんなら、

彼らは朝鮮戦争の時、日本軍を作って戦争に参加させたかったわけだから

さっさと改憲して武力行使できる国にしたと思う。

そうしてないってことは、その当時の日本人があの憲法をとても大事にしてた証拠だと思うんだよね。




今の国会論戦を聞いてたら
手足を縛って自由に動けなくした挙句、自衛隊員を戦闘地域に派遣しようとしてるような気がしてならないんだよね。

いったいどういうつもりなんだろう?

異常な精神状態になっている殺し合いの場所に手足を縛って派遣するなんて。

どうせなら自分たちの命を守るためなら何をどう判断してもおとがめなしっていう状態で派遣させないとまずいんじゃない?

責任はトップがとるっていうぐらいじゃなきゃ。

「あれはダメ」「これはダメ」「でもこういうことがクリアされるんならOK」「でもそんなときもこういうことがあったらダメ」・・・

戦闘現場では、国会で論戦されていること以上のことが起きるんだから、必ず。

こんなに自衛隊の行動に縛りをかけるんなら
戦闘が終結した後や、まるっきり戦闘地域じゃない地域に派遣すべきだとおもうよ。

命がかかってるわけだから、ね。

しかも突発事態が起こるのが戦争なんだから。

机上でいろいろ審議してる状態自体、安倍さん含めた「改憲派」が平和ボケしてるようにしか見えない。

戦争をバカにしちゃいけないよ。

ふだんまじめで虫一匹殺せない人ですら人殺しができる状態になっちゃうほどなんだから。

そういう状態にさせる戦争は一番に回避するべきなんだよ。

戦後70年、戦争せずにいられたのは平和憲法のおかげだし、

平和憲法があったって70年間国を維持できてるし、

なぜ、「一国では国を守れない」と安倍さんが判断してるのか、その根拠が知りたいよ。

人の命をなんだと思ってるんだ!と安倍さんには伝えたいね。
コメント
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