JR9RVKの雑記的業務日誌

HF帯のモービル運用をメインに行うアマチュア無線局と、その免許人の備忘録。

OHM-502kit(50MHz用ホイップ)をシエンタで測定&仮調整

2022年08月11日 22時49分57秒 | 50MHzアンテナ

ここ1~2週間は、猛暑日たま~に真夏日という状況なので、屋外作業は雨でないOFFの早朝のみに行っている。更に自宅朝飯に間に合うように撤収&帰宅しているため、中には結果が出ない内に時間切れとなる日も多々あるが、今回は久々にイイ展開になってくれたネタだったので、少しは報われた心境だ。

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走行モービルで使うアンテナは、シエンタに乗り換えた春先から集中的に取り組んできたが、50MHzが結果的に漏れてしまった。そこで、前車@ラクティスで非常に上手く立ち上がってくれたOHM-502kit”を、シエンタで立ち上げることにした。

ちなみに物理的な測定条件は、ケーブル長さ≒150mmのマグネットアースシート×1枚、51.060MHzがボトムインピーダンスのチェックケーブル1つ型遅れのCOMET製アンテナアナライザーという従来どおりのパターン。帯域は、SWR≦1.5の範囲とした。

それでは、早速現状把握から。具体的には付属エレメントはデフォルト(L≒1300mm)のまま、挿入長さが目いっぱいの状態で測定。結果は、f0=45.820MHz、SWR≒1.00、Z≒50Ω、帯域=43.568~48.072MHz(45.820MHz±2.252MHz)であった。

これ、ラクティス時代より4.5MHzほど低い。当時は偶然と言うか、マグネット基台が大きくイイ味を出してくれてたことを実感。と同時に、“OHM-502kitは、フルサイズホイップアンテナである!”としていた認識は、キャンセルとなった。

多少のズレ(エレメント加工不可避レベル)は覚悟はしていたけど、あまりにぶっ飛んだ結果だったので、思い切って100mmほど短い、第一電波_HF○○CLシリーズのエレメント(L≒1200mm)に交換して挿入長さが目いっぱいの状態で測定。結果は、f0=48.663MHz、SWR≒1.00、Z≒50Ω、帯域=46.456~50.870MHz(48.663MHz±2.207MHz)であった。

ザックリ値だが、100mmでf0が3MHz弱動くっぽい。そこで、更に100mmほど短い、COMET_HFB-80のエレメント(L≒1100mm)に交換して挿入長さが目いっぱいの状態で測定。結果は、f0=51.219MHz、SWR≒1.00、Z≒51Ω、帯域=49.172~53.266MHz(51.219MHz±2.047MHz)であった。

う~ん、まぁ帯域が広いから使えなくはないんだけど、f0が普段のFM周波数より高いのはオトク感がゼロだ。そこで、同エレメントの挿入長さを最小にして、ささやかな抵抗を試みる。やってみたところ8.5mmまで引っ張り出しても大丈夫そうだったので、その状態で測定。結果は、f0=50.998MHz、SWR≒1.00、Z≒53Ω、帯域=48.950~53.046MHz(50.998MHz±2.048MHz)であった。

本当はf0をもう少し低くしたい所だけど、今回は脚立を忘れてきたので両頭グラインダーを広げる屋台が無い。よって、微調整(加工ステージ)へは進まないことにする。ちなみにこの状態で50.000MHzの状況を測定した結果、SWR≒1.11、Z≒53Ωだったので、これを仮調整の最終結果とする。

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とりあえずFMメインで、SSBやCWも余裕で行けますよ~っぽいアンテナにはなってくれた。今回は仮調整とは言え、手持ちのエレメントの挿し替えだけで得た結果だ。まぁ、それににしては上出来と言ってもいいんじゃないか、つまりラッキーだったと思う。

それと、エレメントは8.5mm伸ばしているので、浅挿し状態になっている。これはCWなどで不都合が出てくるようであれば、本チャンエレメントを加工して取り替えたい。まぁ、やるにしても涼しくなってからだな。と言うことで仮とは言え、限りなく本チャンに近いアンテナと認識しておこう。


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