「14MHzと18MHzを同時に(アンテナの交換や切り換えをしないで)出たい!」と思って入手した、コメットのUHV-6の調整を行った。
このアンテナのエレメントは最近流行りの出し入れではなく、状況によってはカットしながら調整していくタイプである。エレメントはSUS製なので、一般のペンチを使用してカットしていくと刃先がボロボロになってしまう。ということで、今回はエレメントを切断するのをやめて、卓上ミニグラインダを使用して削って調整することにした。これだとペンチよりも力を使うことなく、微調整もしやすいので、ある程度は短くし過ぎてしまうことも防ぐことができる。
作業の流れは、①エレメントの取り付け。→②アンテナを起こして方向を調整。→③車に乗り込んでアナライザで測定。→④アンテナを倒してエレメントを外す。→⑤グラインダでエレメントを削る。これの繰り返しだ。測定はわざわざ車に乗り込んで行わなくてもよい気もするが、体がアンテナに干渉している可能性がゼロとは言い切れないので、念のためにそうしている。
調整作業は日中の暑さを避けるため、早朝がオススメだ。(本当は真夏を避ければ、早朝でなくてもよいのは分かっているが…)この時期は4:30だとまだ暗めだが、5:00には作業可能な明るさになっている。今回は滑川市にある大日公園の駐車場で調整を行った。ここはトイレがあり、水道もあるので、何かと便利な場所だ。
コイルの組合せは、垂直取り付けを7MHz、水平取り付けを14MHz、18MHz、21MHzの3つとし、24MHzと28MHzは21MHzと交換して対応とした。設計仕様上は24MHzと28MHzも同時装着可能なのだが、とりあえずパス。ということで、この4つのバンドを高い周波数から順に調整、14MHzは3回目で調整完了できたが、他の周波数はそれぞれ10回くらい調整した。調整の結果、VSWR1.5の周波数範囲(kHz)は以下のとおり、なお括弧内はボトムVSWRである。
下限-----ボトム-----上限-----範囲
07105~07121(1.05)~07133……26kHz
14130~14156(1.10)~14183……53kHz
18080~18130(1.05)~18181……101kHz
21087~21173(1.05)~21263……176kHz
14MHz帯は14153を狙っていたが、わずかに削りすぎたようだ。他はアバウトな狙い値だったのでOK、作業はこれで終了。
それにしても思ってた以上に目立つアンテナだ。日常的な使用に対して、初めて躊躇したアンテナとなってしまった。これについては、もうしばらく考えようと思う。
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