ステルス処理を終えたMD200を使っていくために、これから各バンドを1つ1つ立ち上げていくわけだが、まずはMDC16@18MHzだ。ちなみに着手順の理由は特に無く、対照実験を行う時にチェックケーブルの長さが測定時に腰かける位置@自宅玄関前まで無理なく届くものの中で、なるべく短いものという条件でサーチした結果、たまたま18MHzになっただけの話だ。
で、ここからが本チャン測定&調整だ。上記のお店を崩さないようにチェックケーブルを巻きとってモービルの後部座席に放り込み、2806のスポーツ健康の森公園の駐車場へお出かけ。ここで1台分の駐車スペースに収まるように再びお店を広げて、作業を開始した。
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■測定条件など
・モービル :シエンタ+天井にシステムキャリア
・アンテナ地上高:実測で約1.8m
・アンテナ基台 :パイプ基台(COMET_RS-215)+自作パーツ
・同軸ケーブル :18MHz用アンテナチェックケーブル
・アース :接続ケーブル長=150mmに加工したマグネットアース(第一電波_MAT50)×2枚
・測定器 :アンテナアナライザー(COMET_CAA-500、視差軽減対策を試みたが、現在不調中)
・その他 :メインエレメントはステルス処理済み、帯域はSWR≦1.5の範囲、ねらいf0=18.130MHz付近
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まずは対照実験で最後に測定した状態、要するにカセットコイルの調整バーを最も伸ばした状態で測定。結果はf0=18.676MHz、ボトムSWR≒1.00、Z≒50Ω、帯域=18.306~19.046MHz(18.676MHz±370kHz)であった。
この後は調整バーを-5mm、2mm、+0.5mm、+0.5mm、と出し入れしながらトライ&エラーを繰り返す。出し入れが0.5mmでf0が40kHzほど変化するので、このカセットコイルは意外とシビアなようだ。そんな事情も分かり、最終的にはf0=18.127MHz、ボトムSWR≒1.01、Z≒49Ω、帯域=17.778~18.476MHz(18.127MHz±349kHz)となった所で調整終了とした。
また、この状態でバンド上下端でも測定。結果は下端@18.068MHzでSWR≒1.06、Z≒44Ω、上端@18.168 MHzでSWR≒1.01、Z≒51Ωとなり、バンド全体が網羅出来ていることを確認した。
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とりあえずアンテナアナライザーがグズらなかったので、通常の安定的な測定が叶う調整作業であった。この先もこうあって欲しいが、こればかりは運頼みだ。「可能な限り持って欲しい!」と願いながら、次の作業に進む。
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