先日の猫岳はやはり、森林限界より上部はカチカチ斜面だった。僕もスキーを脱いでアイゼンに履き替えようか迷ったが結局山頂までスキーで登り上げた。
まさか、目の前の四ッ岳で滑落事故が起こっているなんて思いもしなかった。
この時期乗鞍は2500mを越え風も強く、斜面はカチカチになる。登りで少しでも不安を感じたら早めにスキーを担ぎ、アイゼンに履き替えなければならない。下りの滑りでもスキーの技術に自身がなければある程度アイゼン、場合によってはピッケルも持ってくだったほうが良い。
あのカチカチ斜面で転倒すればまさに滑り台を滑っているようなもので命取りである。
山スキーは今回のように滑落や雪崩のリスクが高い。
ゲレンデスキーの延長ではなく完全な冬山登山という意識でやらなければならない。