この岳に生きる

「この岳に生きる」とは僕の所属する山岳救助隊の記念誌の題名です。 北アルプス飛騨側で山と共に生きている僕の見た風景です。

中尾のガイド

2012年03月23日 | 新穂高の歴史

20100511_1161648_2 旧穂高小屋の前の中尾のガイド達。

北アルプスの麓に住む僕の中尾は、古くから多くの山岳ガイドを輩出してきた。

そんな中、飛騨の山岳界の大御所から昔の写真に写っているガイド達の中に一人だけ名前は分かったがどういう人なのか分からないと僕に問い合わせがあった。

その写真には左から杉本為四郎 今田由勝 中畠政太郎 内野常次(前) 今田竜次郎さんは有名なので詳しい事はわかるが、右端に写っている小瀬紋次郎のことが分からなかったらしい。

101_0420_2 100年近く前の写真。

小瀬といえば僕の母の旧姓。母に聞いたところ、僕の曾祖父の弟だった。

中尾のガイドで北アルプスの初登頂がいくつも成し遂げられたりしてその活躍ぶりは有名である。そんな先人達を誇りに思い、僕ももっと精進しなければと思った。

大御所のブログをご覧いただければ飛騨の登山史がわかります。

隠居の『飛騨の山とある日』

大御所は錫杖の冬季1ルンゼ初登攀者など飛騨を代表する僕の尊敬する岳人の一人です。