オオイタビ(クワ科)
千葉県以西の暖地に生える、雌雄異株の常緑藤本。葉は全縁で、成木の葉は楕円形~広楕円形で先は鈍いです。側脈は30~40度の角度で主脈から分岐します。果嚢は径3~4cmの球形~楕円形で紫色に熟します。イチジクと同属なので、花が咲いているかどうか外からは分かりません。
このオオイタビは、川沿いのフェンスや橋げたを、覆い隠すように蔓延っています。数年前から観察をしているのですが、果嚢を見つけたのは初めてです。見るたびに探していたので、見つけることができて嬉しいです。
元々は近くの公園の壁面緑化に用いられたのだと思うのですが、想像以上に蔓延ってしまっているのではないでしょうか。
10月上旬 横浜市内にて