咲いています・・・オオイヌノフグリ

オオイヌノフグリ[大犬の陰嚢]（ゴマノハグサ科）
今年もこの花を探したくなる季節になりました。
秋に発芽し、春先に花を咲かせ始めます。花期も長く、年中花を咲かせている感じでもありますが、やはり、この時期に見ると嬉しいですね。
オオイヌノフグリには、雄しべが2つしかありませんが、ほぼ100%結実するそうです。
朝に花開いた時は、雄しべと雌しべは離れていて、夕方に花が萎れる頃、雄しべと雌しべは寄り添ってくっつきます。
開花してからは、他の花の花粉を待ち、それが叶わなくても、夕方に自らの花粉で受粉をし、種子を残す仕組みだそうです。
見知らぬ異国の地、日本でもこのように繁殖するわけですね。
瑠璃色の小さな花は、清楚でおとなしい雰囲気ですが、たくましく生きている花なのですね。

３月上旬　横浜市内にて