自然大好き《道端観察記》

植物などの身近な自然を通して
季節を感じていたい

隔離分布・・・

2016-03-06 21:09:00 | お散歩
モクレイシ[木茘枝](ニシキギ科)
本州の一部(房総半島、神奈川南部、伊豆半島)、九州の一部(南部、五島列島)、沖縄と隔離分布する、雌雄異株の常緑小高木~低木。自生地では個体数が多いです。
葉は対生し、両面無毛で先は尖らず丸いです。縁は全縁で、葉身のほぼ中央が最大幅になります。

3~4月、葉腋に緑白色の小さな花を咲かせます。
これは雄花です。雄蕊が目立ちますね。

一年枝は赤茶色で目立ちます。
冬芽は針のように尖っていますが、その様子がわかるでしょうか。
今回歩いた渋沢丘陵は、モクレイシの隔離分布地のひとつです。林の中を歩いていると、実生のモクレイシを所々で見ることができました。
一見、葉はモチノキの葉に似ていると図鑑にはありますが、まさにその通りでした。ちなみにモチノキの葉は互生します。
「茘枝」とはライチの事を言うそうですが、なぜこの木がモクレイシと言われるのか、名の由来はわからないそうです。

2月下旬 秦野市内にて

コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする