
アオキ[青木](ミズキ科)
去年の4月に花を載せたアオキも、冬になり実りの季節を迎えています。
この日は赤い実は少なく、まだ緑色をした未熟実がほとんどでした。冬のこの時期、林の中でこの赤い見はよく目立ちます。食べるものの少ない鳥たちにとっても、格好のご馳走でしょう。以前にも載せましたが、この辺りの林ではよく見かけることのできる木のひとつです。
鳥によって種子を散布する作戦は、うまくいっているようですね。
庭木としてもよく植えられますが、日陰を好むので北向きの庭に植えるといいそうです。
人にも鳥にも好まれるアオキ、その姿を見なくなることは無いのかもしれません。
アオキの雌花 アオキの雄花
12月下旬 横浜市内にて

モチノキ[黐木](モチノキ科)
比較的海に近い常緑樹林などに生えている、雌雄異株の常緑高木。刈り込みに強く、赤く実る実がきれいなので、古くから庭木として植えられているそうです。葉には鋸歯は無く、これといった特徴があまりありません。
名の由来は、この木の樹皮からトリモチを摂ったからだそうです。トリモチといっても、今ではお目にかかることは無く、見たことの無い人の方が多いかもしれません。でも、私が子どもの頃は家にあり、竹の棒の先などにつけてセミなどを捕った覚えがあります。
近い将来、名の由来を聞いてもピンとこない植物になってしまいそうですね。
12月下旬 横浜市内にて

タラヨウ[多羅葉](モチノキ科)
近所のお寺にあるタラヨウ、久しぶりに見に行ったのですが、赤い実をびっしりと密につけていました。5月に咲くという花はまだ見ていません。今年は是非見てみたいと思っています。
以前にも載せましたが、タラヨウの葉は厚く、葉裏に棒などで字を書くことができます。実際に自分で試したことはありませんが、そのことから「郵便局の木」に指定されています。
お正月に郵便というと、年賀状が思い浮かびますが、その取扱い数は年々減少しているそうですね。
一時期、年賀状を出すことを苦痛に思うことがありましたが、年に一度でもやり取りがあるということはありがたいことですね。貴重な繋がりだと最近は思うようになりました。
年賀状といわずとも、タラヨウの葉で便りを出せば、相手には思い出に残ると思います。
一度は出してみたいと思っているのですが、果たして何時になることでしょう。
2008年の実
12月下旬 横浜市内にて

2011年、新しい年が明けました。
ここ横浜は、穏やかに晴れた日が続いております。
新年第一弾は、富士山を載せていますが、今年は我が家のすぐ近所で撮った冨士山です。
今朝も綺麗にその姿を見ることができましたが、この写真は去年の暮れに撮ったものです。
子供の頃から近所で見ることができたのですが、富士山を見ると何故か心が落ち着く気がします。
この富士山に見守られながら、今年もBlogを続けていこうと思っています。
今年はどんな植物に出会うことができるでしょうか。春になるのが待ち遠しいですね。