自然大好き《道端観察記》

植物などの身近な自然を通して
季節を感じていたい

思い叶わず・・・アメリカセンダングサ

2011-10-25 23:19:00 | お散歩


アメリカセンダングサ[亜米利加栴檀草](キク科)
湿っぽい荒れ地や道端などに生える、北アメリカ原産の1年草。茎はやや角ばり濃暗紫色。茎下部の葉は2回3出複葉で、上部の葉は3出複葉で、対生します。
9~10月、茎頂に黄色い頭花をつけます。長い総苞片が花弁のように取り巻き、通常は筒状花だけですが、時に小さな舌状花をつけることがあります。
この花は、咲き始めたところでしょうか。林の縁の湧き水が流れる草地の近くに生えていました。柔らかそうな総苞片が目立ちますね。
私としては在来種のタウコギを見てみたいのですが、なかなかめぐり合うことができません。この辺りでは無理なのでしょうか。
アメリカセンダングサは、いわずと知れた帰化植物。でも、私が生まれた頃には定着していたので、よく目にするのはこちらです。愛着があるわけではありませんが、見慣れた植物を見ると、どこか安心してしまう自分がいます。

10月上旬 横浜市内にて

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こんな草にも花が・・・クワクサ

2011-10-24 23:01:00 | お散歩


クワクサ[桑草](クワ科)
本州~沖縄の道端や畑、荒地などに生える、雌雄同株の1年草。葉は互生し卵形で、縁には鈍い鋸歯があります。葉質は薄く、長い柄があります。茎には微毛が生え、疎らに分枝します。
9~10月、葉腋に集散花序を出し、雄花と雌花の混じる淡緑色の小花を多数咲かせます。
果実はそう果で、下半分は液質になり、膨らむ圧力によって種子を弾き飛ばすそうです。
これは今月の初めに撮ったクワクサです。いつ見ても思うのですが、これが花の咲いているところなのでしょうか。このモコモコしている感じが、クワクサの花なんだと勝手に思っていて、実際近くで見たことがありません。ベランダに放置してあるプランターに、いつの間にかクワクサが生えていました。今このモコモコした所は、濃い紫色に近いです。一度じっくりと観察してみないといけませんが、何故か忘れてしまうのです。
来年もプランターに生えてきたら、観察してみようと思います。

10月上旬 横浜市内にて

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森の大木・・・ミズキ

2011-10-23 21:34:00 | お散歩


ミズキ[水木](ミズキ科)
林の中を歩いていると、一本の木が目に入りました。立ち止まって見てみると、それはミズキのようです。
これ程大きくなったミズキを、私は見た記憶がありません。思わず写真を撮ってみましたが、横に張り出した枝が入りきりませんでした。この木の素晴らしさを撮りきれなくてとても残念です。


こちらは、横浜に残された渓谷。陣ヶ下渓谷です。以前にも載せたことがありますが、ここに来ると、別世界に入り込んだような気がして、とても心が落ち着きます。
周りの岩場から、水の染み出る様子を見るのもとても良いものです。

10月上旬 横浜市内にて

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これも生薬・・・サンショウ

2011-10-21 19:45:00 | お散歩


サンショウ[山椒](ミカン科)
山野の林内に自生する雌雄異株の落葉低木。葉は互生し、奇数羽状複葉で11~19枚の小葉からなります。小葉には鋸歯がありますが、ややくぼむ感じになり、鋸歯や葉先のくぼんだ所に油点があります。
4~5月、枝先に小さな円錐花序をつけ、蕚があり花弁のない黄緑色の小花を咲かせます。果実は径5mm程で、赤熟し、裂けて中から黒い種子を出します。既に果皮が裂けて、黒い種子が見えているものもありますね。
生薬として用いるには、7月中旬頃の果実が充実し、果皮が濃緑色の頃に収穫します。果皮を用いるので、種子をよく取り除いたものが良いそうです。


葉の基部には、刺があります。サンショウの刺はこのように対生します。よく似たイヌザンショウの刺は互生するので、区別することができます。
サンショウの若葉は、お吸い物や和え物に、果皮は蒲焼などの香辛料に、材はスリコギとして用いられます。
これも昔から身近にあったものなのですね。
雌雄異株ということなので、雄花と雌花が咲きます。まだ二つの花を撮ったことがないので、来年以降探してみたいと思っています。

先週から風邪をひいて体調が悪く、ブログの更新を思うようにできません。散策にも出掛けていないので、「旬」の植物を載せられません。
無理せずに、更新していこうと思いますので、よろしくお願いします。

10月上旬 横浜市内にて

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豆の花・・・ヤブマメ

2011-10-17 22:07:00 | お散歩


ヤブマメ[藪豆](マメ科)
林などに生えるつる性の1年草。茎は細長く伸び、葉柄や花軸とともに下向きの毛があります。
9~10月、葉のわきから総状花序を出し、淡紫色の蝶形花をつけます。旗弁は紫色、翼弁と竜骨弁は白色に近いのです。
林際の柵に小さなヤブマメの花が咲いていました。この薄紫色の花に出会いたくて、あちこち探し回ったのは、4年位前のことです。


近くの林では、広場のように開けたところに、ポツリと一株だけ生えていました。他に絡みつくようなものは無く、株立ちする姿はあまり見慣れません。その様子をうまく撮ることができませんでした。
実の生る様子をまだ見ていないことに気付きました。今年は出会えるといいのですが、焦らずにその時を待つこととします。

2010年の花

10月上旬 横浜市内にて

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