自然大好き《道端観察記》

植物などの身近な自然を通して
季節を感じていたい

念願かなって・・・オオイタビ

2011-10-16 20:12:00 | お散歩


オオイタビ(クワ科)
千葉県以西の暖地に生える、雌雄異株の常緑藤本。葉は全縁で、成木の葉は楕円形~広楕円形で先は鈍いです。側脈は30~40度の角度で主脈から分岐します。果嚢は径3~4cmの球形~楕円形で紫色に熟します。イチジクと同属なので、花が咲いているかどうか外からは分かりません。
このオオイタビは、川沿いのフェンスや橋げたを、覆い隠すように蔓延っています。数年前から観察をしているのですが、果嚢を見つけたのは初めてです。見るたびに探していたので、見つけることができて嬉しいです。
元々は近くの公園の壁面緑化に用いられたのだと思うのですが、想像以上に蔓延ってしまっているのではないでしょうか。

10月上旬 横浜市内にて

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風のように・・・カゼクサ

2011-10-15 19:24:00 | お散歩


カゼクサ[風草](イネ科)
本州~九州の堤防や道端など日当たりの良い、乾いたところに生える多年草。高さ30~80cm、葉は長さ30~40㎝になり、小穂またはその柄に腺点があります。護頴は狭卵形でやや鋭頭です。
カゼクサは、先日載せたヌカキビとは違い、乾いた感じの広場のような草地に生えていました。
私の腰辺りまであったでしょうか。ここでは群生している様子を見ることができました。
風にゆらゆらと揺られていて、撮りにくかったですね。
頼り無く見える姿ですが、葉や根は強靭だそうです。ここを広場にするには、ちょっと大変そうでした。

10月上旬 横浜市内にて

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準備中・・・シロダモ

2011-10-13 22:17:00 | お散歩


シロダモ(クスノキ科)
私が散策をする林では、シロダモの木を目にすることがよくあります。この日歩いた林も、シロダモが所々に生えていました。そろそろ花も咲く頃かなと思って、枝の様子を眺めていたら、まだ緑色の未熟な実を見つけました。
シロダモは、前年に咲いた花が、翌年に実をつけるそうです。赤く熟すのはもうちょっと先のことですね。


実を見つけた株の枝には、まだ小さい蕾がありました。まだ花の季節には早いようですね。
11月になれば、花も見ることができるでしょう。


別のシロダモには、枝にたくさんの蕾が付いていました。雌花の蕾とは数が違います。私には、はっきりとはわかりませんが、これは雄花の蕾ではないでしょうか。
この蕾が一斉に咲いた様子を想像すると、雄花の咲いたときに似ている気がします。
それを確認するには、1ヶ月後に行かなくてはいけませんが、その頃ここを訪れることができるかわかりません。残念です・・・

雄花の様子 雌花と赤い実

10月上旬 横浜市内にて

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私も湿地好き・・・ハッカ

2011-10-12 22:49:00 | お散歩


ハッカ[薄荷](シソ科)
北海道~九州の湿地に生える多年草。高さ20~40cmになり、茎には葉とともに軟毛があります。葉は柄のある長楕円形で、縁には鋸歯があり対生します。葉の裏面には腺点があり、全体に芳香があります。
8~10月、上部の葉のわきに、淡紫色の唇形花を輪生してつけます。花冠は4裂し、上唇の先は2裂、蕚は5裂します。
ミゾソバやヌカキビの群生する湿地の一角では、ハッカを見ることができます。初めて行った時には、2株ほどしか気付きませんでしたが、今回は5~6株ほど確認することができました。
道端からの観察なので、もう少し生えていたかもしれませんが、他の草もたくさん繁っていたのでよく分かりません。
貴重なものだと思いますが、1枚だけ葉を採って、匂いを確認してみました。やはりその匂いは強く、素敵なものでした。水の流れを聞きながら、ほんの一瞬ですが、いい気分に浸ることができました。

10月上旬 横浜市内にて

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湧き水が好き・・・ヌカキビ

2011-10-11 23:38:00 | お散歩


ヌカキビ[糠黍](イネ科)
北海道~沖縄の湿った草原や藪などに生えるやわらかい1年草。小穂は長さ約2㎜、第1頴は3角形です。
高さは30~120cm、茎は細く、斜面から垂れ下がったり、他の植物に寄りかかったりして生育します。
葉は無毛で、縁の下半分は縮れ、葉鞘には、片側だけに長毛があります。
先日、エフ・エムさんの「道草の時間」で、ヌカキビの記事を拝見させていただきました。
どこかで見た気がするなと思っていたのですが、一昨日載せたミゾソバの生える林際で、群生している所に出会いました。茎高は1mを超えていましたが、ひょろひょろと伸びている感じでした。
ここの湧き水がよほど気に入っていたのでしょうね。

10月上旬 横浜市内にて

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