自然大好き《道端観察記》

植物などの身近な自然を通して
季節を感じていたい

毒か薬か・・・

2019-05-13 22:18:00 | お散歩
ハシリドコロ[走野老](ナス科)
本州~四国、九州のやや湿った沢沿いや林床に生える多年草。葉は互生し、狭長楕円形で柄があります。
4~5月、葉腋に花茎をのばし、帯紫黄色の釣鐘型の花を咲かせます。
根茎を「ロート根」と言い、鎮痛薬として用いますが、全草にアトロピンやヒヨスチアミン、スコポラミンなどのアルカロイドを含むため、誤食すると嘔吐や手足のしびれなどの症状が出ます。
芽生えを蕗の薹と間違えたり、柔らかい葉を山菜と間違えて誤食す例があるそうで、注意が必要です。
この花も初めて出会うものでした。こうやって道端で目立つところに生えていると、間違えて採取してしまいそうですね。
まあ、出会っても見るだけにした方がよさそうです。

こちらの花も初めて出会ったものだと思います。
アズマイチゲの花だと思うのですが、花も終わりかけではっきりとわかりません。
花の盛りにまた出会ってみたいです。

4月下旬 長野県内にて

コメント (10)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

花咲く季節・・・トウゴクサバノオ

2019-05-12 22:53:00 | 家族
トウゴクサバノオ[東国鯖の尾](キンポウゲ科)
宮城県南部の本州~四国、九州の暖地の林内に生える多年草。全体無毛で基部に根生葉を数枚束生します。茎葉は対生し、3中裂します。
4~5月、花茎をのばし、淡黄緑色~白色の花を咲かせます。花は全開せず、やや垂れ下がって咲きます。
この花も初めて出会ったものです。
開きかけの花かと思いましたが、この花は全開しないようです。

4月下旬 長野県内にて

コメント (8)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

瑠璃色ではなく・・・

2019-05-11 19:22:00 | 家族
ツルカメバソウ[蔓亀葉草](ムラサキ科)
中部以北の本州の山地のやや湿った所に生える多年草。葉は互生し、卵円形です。葉腋から長い走出枝をだします。
5~6月、茎の途中から1個の総状花序をだし、白色に近い淡青色の花を7~10個咲かせます。
この花も、川沿いの道を歩いている時に出会いました。
一瞬、ヤマルリソウかと思いましたが、ほぼ白色の花でした。
環境省のレッドデータブックでは、絶滅危惧種ⅠB類(EN)に分類される貴重な花のようです。
気付くことができて良かったです。

4月下旬 長野県内にて

コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

似た花多く・・・ニッコウネコノメ

2019-05-10 19:20:00 | 家族
ニッコウネコノメ[日光猫の目](ユキノシタ科)
本州東北南部~中部、四国の主に太平洋側の湿り気のある所に生える多年草。葉は対生し、全体無毛です。
4~5月、花弁のない花を咲かせます。花序は接して付き、萼片は黄緑色~黄色で平開し、先はやや尖ります。雄蕊は8個で萼片より長く、葯は暗紅紫色です。
イワボタンの変種とされ、ヨゴレネコノメなど似た花もあります。
この花も初めて出会ったものになります。
小さいけれど、私には目立って見えました。

4月下旬 長野県内にて

コメント (10)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

似た花多く・・・ネコノメソウ

2019-05-09 19:03:00 | 家族
ネコノメソウ[ネコの目草](ユキノシタ科)
北海道~本州、四国、九州の山の湿地や水田の周りなど湿った所に生える多年草。葉は対生し、卵円形~広卵形で鈍い鋸歯があります。茎は地表を長く這い、花茎は立ち上がり、全体は無毛です。
4~5月、黄緑色~黄色の花を咲かせます。花弁はなく、萼片は直立し、雄蕊は4本で萼片より短く、葯は黄色です。
林の中を流れる川沿いを歩いていると、道端にネコノメソウも咲いていました。
黄色い花を小さいですが、葉の緑の中で目立っていました。
恐らく初めて観察した花になります。
こうした出会いは嬉しいですね。

4月下旬 長野県内にて

コメント (7)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする