3月に伐採した大黒柱用のヒノキを見に行って来ました。
それがコレ!
ん~美しい
6m(通し柱)材ですが、節がほとんどない!
林家さん、ホントいい仕事してます
この木が、今後の我が家を支えてくれるのです
続いて、大黒柱以外の柱。
もちろんヒノキ。
←6mの柱
さすが、枝打ちの手入れが行き届いている木は違います
見事、無節(もしくは上子節)
きれい
そして、枝打ちをしていない柱は、こんな感じ。
一般的に、製材所で見られる材は、こういうのが多いかと思います。
あと、枝打ちしている木の木口を見ると、スパッと枝が切れているのがわかります。
枝打ちをしていない木の木口と見比べると、一目瞭然。
最近の住宅は、洋風住宅が多いです。
洋風住宅の壁は、柱が表に出ない工法(大壁工法)なので、無節の柱にこだわる必要はありません。
逆に、和風住宅の壁は、柱が表にあらわれる工法(真壁工法)なので、無節の柱の方が美しく見えるため、無節の柱が好まれていました。
なので、純和風の旅館や料亭の柱を見てみると、無節の柱がたくさん使われていると思います。
また、古民家を改装した喫茶店やお宿の柱が無節で、床の間に天然の絞り丸太や磨き丸太などが使われていると、非常に裕福な家庭だったと思われます。
個人的には、柱は見せたい。
あと、無節だと、大工さんも施工が楽になると思います。
例えば、角に節があり、その節がかけると、服や腕が引っかかったりするので、柱の向きを考える必要があります。
その点、無節なら、気にすることなく施工することが出来ます。
木を植えてから伐採するまで、一番の手間とコストがかかる施業が「枝打ち」です。
しかし、枝打ちを行っても、それに「見合う価格にならない」ので、結果的に、枝打ちが省略されがちです。
でも、材価にもっとも影響を与えるのが「枝打ち」なので、とっても大切な施業です。
個人的には、林業の施業の中で、「枝打ち」という作業が一番好きです。
数多ある施業の中で、もっとも技術を要し、1枝でもミスしてしまうと、材価を下げてしまいます。
まさに「職人技」
あと、アカマツの曲り梁。