はぐくみ幸房@山いこら♪

「森を育み、人を育み、幸せ育む」がコンセプト。株式会社はぐくみ幸房のブログです。色々な森の楽しさ共有してます♪

架線集材 備長炭の皆伐地にて

2015年07月12日 | 資源利用(木材・特用林産物)のお話

 備長炭の原木を伐採・搬出している現場に行って来ました。

 今回は、皆伐地です。

 

 炭焼きさんと話をしている内に、搬出の手伝いをすることに・・・

 架線集材では、操縦席から現場・搬器が目視できないので、山にいる人が無線で指示を出すのが一般的です。

 無線で指示・・・なんて、初心者だと、結構、危険な作業なので、ビビりながら・・・

 

 無線を使って、材を積む場所に、搬器を誘導します(言うは易し)。

 ここで、アウトラインを動かせば・・・って、思っても、上手くいかず

 (アウトライン=搬器を動かすワイヤー線・・・かな)

 あれ?じゃあ、リフティングラインをちょっと上げて・・・、も、離れる一方

 (リフティングライン=搬器を上げ下げするワイヤー線・・・かな)

 搬器をもう少し前へ・・・あれれ・・・

 

 何度も失敗して、結局、近くにいた作業員さんとバトンタッチしました。

 架線集材の理屈や各種ラインがどれか認識をしていても、やはり、実際に作業すると思うように指示できないことがわかりました。

 頭の中や机上でイメージしていても、やはり現場は違いますね

 

 で、ワイヤーで材をくくって、搬出。

 材が持ち上げられる時、搬器一式が暴れるので、避難する場所を間違えると、搬器で吹っ飛ばされたり、架線を張り巡らせたワイヤーに吹っ飛ばされたり、材がおちてきたり、と、命に係わる危険が降り注ぎます

 

 今回の経験で痛感したこと。

 無線で指示する作業員さん。

 見えないところで搬器を巧みに操る炭焼きさん。

 どちらもすっげぇ