タラヨウはモチノキ科の樹木で、葉の裏を爪楊枝や爪先などで傷をつけると黒く変色する特徴があります。
この特徴を生かし、葉の裏に字を書くことができます
名前の由来は、古来のインドでは、経分を書くためにバイタラヨウの葉を使われ、その樹木にあやかり、「タラヨウ」と付けられたそうです。
昔は、戦国時代に武士とのやり取りに使われたり、子どもの手習いにも使われたそうです。
こうした葉の裏に字を書く事から「葉書」の語源になったとか・・・。
なので、タラヨウは別名ハガキノキや手習いの木とも言います
とまぁ、この手の話は「タラヨウ」で検索すれば、たくさん出てきますので、詳しいことは省略させていただきます。(HPによって表現の違いはありますが、書かれていることはだいたい同じです。)
葉は、縁に細かい鋸歯があり、分厚くて革質。表面に光沢がある。
タラヨウは、川沿いや谷筋でよく見かけます。
そして、日当たりの良い川沿いや日当たりの悪い谷筋でも生えている所を見ると、光環境よりも乾燥する/しない環境を重要視しているのではないか・・・と思っています
用途的には、樹皮からとりもちを作ったり、材は器具材やろくろ細工に使われていました。
こういう言い方をすると、タラヨウに大変失礼なんですが、個人的には、材質自体は高品質というわけではないと思っています。
手鋸で簡単に伐れるけど、キリのように加工しやすいという訳でもないし、木目も可もなく不可もなくといったところ・・・というイメージを持っています。
字が書けるという特徴から、タラヨウは郵便局のシンボルツリーになってます。
実際に、切手を貼れば郵便として扱ってくれるそうですが、僕は試したことはありません
というわけで…