ツガとモミを見分ける簡単な方法をご紹介します。
ツガとモミを見慣れていない方にとって、両種の葉が似ていて、どっちがどっちか分からないという意見を聞くことがあります。
一応、実(球果)を見れば、両種の違いは簡単なんですが・・・。
ツガは、松ぼっくりみたいな実(球果)をつけます。
次にモミの実(球果)。
だけど、頻繁に実(球果)が見られるわけではありません。
そこで、今回、ご紹介するツガとモミの見分け方は、葉の付け根に注目した見分け方です。
モミの葉の付け根は、「吸盤」のようになっています。
吸盤でくっついているようなイメージですね
一方、ツガの葉の付け根は、葉柄があって、普通に生えているって感じ(^_^;)。
ツガもモミの葉も、先端がボコッと凹んでいます。
ただし、モミの場合は、先端が2つに分かれて、尖っていることもあります。
このモミの葉の違いは、陽当たりの良い場所に出来る葉「陽葉(ようよう)」と日陰の場所に出来る葉「陰葉(いんよう)」の違いです。
モミの葉先が凹んでいたら陽葉、葉先が尖って2つに分かれていたら陰葉です。
良く見かけるモミの葉は、先が2つに分かれて尖った陰葉だと思います。
ツガとモミの簡単な見分け方は、葉の付け根です。
葉の付け根が吸盤ならモミ。
そして、モミの葉は2種類。
先が凹んでいたら陽葉。
先が2又になって尖っていたら陰葉。
「葉の付け根が吸盤だったらモミ」という風に覚えて、是非、現地で確認してみて下さい!
今まで「針葉樹だな~」くらいの認識でしたが
すごくわかりやすい説明で、目から鱗でした。
実際に植物に触れると、新たな発見がたくさんですね。
山に行くのが楽しくなりそうです。
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