作文教室で考えたこと

2008年11月09日 12時04分26秒 | その他のかけら

いろいろ縁あって、
小学校5年生を対象とした作文教室の特別講師をやった。

まあ、僕がまっとうな文章術を教えられるわけもなく、
作文を書く上でその基礎となる「観察力」と「想像力」について、
大喜利形式で授業したわけであるが。

そこで気になったのは、
小学生の答えにやけに「死」や「犯罪」
あるいは「金」に関するものが多いということだ。

まあ、彼らにしてみれば、
僕たちが子どもの頃、「ウンコ」だ「チンコ」だ言って喜んでいたと同じ、
大人が眉をひそめる、
ちょっとしたタブーに触れることで、
おもしろいと思っている程度のことかもしれないが、
ここまで物騒な言葉が頻出すると、
やはり気になる。

聞けば、
これまでにも、
昔話のラストを自由に考えてもらうという課題を出したとき、
あまりに「死」や「犯罪」という内容が多く、
担当の先生が「添削できない」と音を上げたそうだ。

彼らが中学生になったとき、
どんな物語を好むようになるのか。

それがとても気になったのだ。