灼熱ホルモン

2008年12月30日 10時28分14秒 | その他のかけら

本の打ち上げで、
男8人で目黒の『ホルモン稲田』に行く。

さすが人気店。
煙が立ち込める店内は満員。

よく見るとカップルも多い。
ホルモンは苦手、という女性が東京には多かったが、
今では関係ないのか。

この店の肉を焼くコンロは、
テーブルの上に置く形で、
高さが10センチほどある。
その40センチほど真上には、
煙の吸い込み口が逆さ煙突のように設置され、
さらに逆さ煙突の一部にはスポットライトがあり、
網を照らす。

まあ、これだけでもかなり独特な光景だ。

網にホルモンをのせる。
大量にのせる。
脂がしたたり、炎があがる。
逆さ煙突に届かんばかりの炎があがる。

まわりを見れば、
ここまで炎があがっているテーブルはない。
要はのせすぎだ。
だが、それでこそ男8人のホルモンだ。

炎上を続けるテーブルは、
とても食事風景には見えない。
地獄の晩餐か、
重工業地帯の黄昏か、
あるいはテリー・ギリアム的な悪夢の未来か。

そんな灼熱ホルモンな夜だったのだ。