近所の飲食店の隣のアパートの配電盤から出火した。
「早く火を消さねば!」
と思ったが、その飲食店には消火器がなかった。
そこで、近くの飲食店Bに行き、
「消火器、ありませんか!」
そう尋ねた・・・つもりだった。
しかし、尋ねた店員はあまりに慌てていた。
入口付近にいた客にはこう聞こえた。
「牡蠣、ありませんか!」
・・・いくらなんでも牡蠣を借りることはないだろ。
女性店員にはこう聞こえた。
「塩、ありませんか!」
・・・塩を切らす飲食店って。
店主にはこう聞こえた。
「箸、ありませんか!」
・・・どうすればこう聞こえるのか。
パニック状態の人間が、
他の人になにかを正確に伝えるのは、
なんとも難しいことのようだ。
「早く火を消さねば!」
と思ったが、その飲食店には消火器がなかった。
そこで、近くの飲食店Bに行き、
「消火器、ありませんか!」
そう尋ねた・・・つもりだった。
しかし、尋ねた店員はあまりに慌てていた。
入口付近にいた客にはこう聞こえた。
「牡蠣、ありませんか!」
・・・いくらなんでも牡蠣を借りることはないだろ。
女性店員にはこう聞こえた。
「塩、ありませんか!」
・・・塩を切らす飲食店って。
店主にはこう聞こえた。
「箸、ありませんか!」
・・・どうすればこう聞こえるのか。
パニック状態の人間が、
他の人になにかを正確に伝えるのは、
なんとも難しいことのようだ。