隠語が鳴り響く

2009年05月13日 09時36分49秒 | コメディのかけら

先日、ERを併設する大学病院にいたら、
館内にこんなアナウンスが流れた。

「コードブルー!コードブルー!」

”コードブルー”とは、ドラマのタイトルにもなったが、
医療現場の隠語で患者の容態が急変した際の「緊急事態発生」を表す。

そもそも隠語というのは関係者にしかわからぬよう使われるものだが、
あのドラマのおかげで、「コードブルー」の意味はかなり知られてしまったはずだ。

もはや隠語としての価値は半減。

あの時の「コードブルー!」というアナウンスを聞いて、
「お!」と思った人は僕以外にもたくさんいたに違いない。

と書いたものの、実はドラマ自体はほとんど見ていないのだが。

隠語といえば、
昨年公開された映画『252』も、
”252”というのが「要救助者」を表す実際の符牒のため、
最初、消防庁が難色を示したという話を聞いたことがある。

だからといって、『212』や『353』のように勝手な符牒を作っても
意味不明だし、『551』ならば豚まんだ。

でも、結局、『252』で大丈夫になったようだ。