「新型インフルエンザ」に対する免疫

2009年05月23日 14時52分52秒 | その他のかけら

新型インフルエンザのニュースを見て思うのは、
もっとインフルエンザに関する基礎知識をちゃんと伝えるべきではないか、
ということだ。

まるで新型インフルエンザだけが「恐怖の病」のような感じだが、
従来のインフルエンザだって、
毎年、お年寄りを中心にかなりの方が亡くなっているはずだ。
(死因は肺炎というかたちになっているのかもしれないが)

そう、そもそもインフルエンザは死に至る病なのだ。

もちろん、新型インフルエンザの本当の恐怖は、
「ワクチンがないこと」であり、
「強毒性に変異する可能性がある」ということであり、
「冬場まで続けば爆発感染につながる危険がある」ということであるのは、
十分承知しているが、
現時点では、従来のインフルエンザと比べて、
驚くほど怖い病というわけではなさそうだ。

この機会にインフルエンザという病について、
正しい知識を広めておく。
それをしておかないと、
万が一、今より事態が悪化した時、
パニックはこの程度では済まないはずだ。

ウイルスに対する免疫と同時に、
「新型インフルエンザ」という言葉に対する免疫も、
つけていく必要があると思う。