観劇:クロムモリブデン公演『裸の女を持つ男』

2011年04月22日 11時01分49秒 | エンタメのかけら

4月スタートの新ドラマの中には、
想定外の苦戦するものが出てくるに違いない。

3月11日の地震の後、
いろいろなところでそんな声が聞かれた。

たしかにあの日以降、
「空気」は変わった。

しかし4月スタートのドラマを
このタイミングでその「空気」に合わせるのは不可能だ。

震災前の「空気」で作られたドラマを世間がどう受け止めるのか。
それが気になるところだった。

今のところ思っていたほどの影響はないようだけれど。

クロムモリブデンの芝居を観て、
ドラマに対する危惧と同じものを感じた。

ネタばれになるから詳細は伏せるが、
震災がなかったら、
もっと違う印象になったのではないだろうか。

たぶん作った側も悩んだと思うが、
さすがに内容を変えることは不可能だったのだろう。

おそらく似たような事態がいろいろなところで起きているはずだ。

芝居を見ながら、そんなことを考えていた。