こまつ座の『てんぷくトリオのコント』を観てきた。
コントとして、コント史として、評伝として、
観るものの趣味嗜好で楽しみ方を選べる舞台。
笑いのテンポはその時代の音楽のテンポに通じる。
そう書いたのは景山民夫さんだったか。
井上ひさしさんの書いたコント、
台本として読めばおもしろいが、
実演で2014年に笑いを取るのはなかなか難しいと思う。
後で聞いたところによると、
我が家の三人にもその点に一番苦労したそうだ。
テンポも「今」ではないし、
当時は新しかった手法も定番になってしまったし、
そもそもあて書きだし。
その挑戦に拍手!
山西惇さんの演じる井上ひさしさんは良かった。
その人物像に関しては異論もあるかもしれないが。