野球中継の際、
センターから打席に立つ打者を撮るのが今ではスタンダードだが、
かつてはバックネット裏から撮っていた。
今のスタイルを始めたのは日本テレビだそうだ。
始めた当初は、
「捕手の出すサインが見えてしまう」
「打った後、今度は打者側のカメラに切り替わるので、
ボールの飛んでいく方向が変わるのでわかりづらい」
という批判が集まったそうだ。
なんでも初めてことには批判が集まる。
しかし、その批判にくじけることなく、
この方が良いという信念を貫いてこそ、
新たなスタンダードは生まれる。
その陰にはスタンダードになりえなかった無数の可能性があるわけだが。