プロデューサーは陰で動いていた

2016年02月20日 08時51分18秒 | 業界のかけら

某番組のサブ出VTRの初回PVの内容が酷かった。
VTRが始まって3分で、「これ、どうしよう」ということしか頭になかった。

一同、絶望的な気分になったが、
収録をやらないわけにはいかず、
なんとか知恵を出しあい立て直しを図る。

そして2回目のPV.

これならば大丈夫と思える形になってきた。
もちろん、オンエアまでにはもっと磨かなければいけないけれど。

ホッとしていると、担当Pが驚きの裏話をしてくれた。

実は前回のPVでVTRを観終えた直後、
同席していたチーフPは「これはヤバい」と思い、
「ランイナップをやりくりして、この回のオンエアを先延ばしにできないか」
と関係各所にこっそり連絡していたのだという。

しかし、その後の打ち合わせで、立て直しの目鼻がついたので、
「やはり予定通りに行く」
と前言を撤回したのだそうだ。

僕の知らないところで、そんな密かな動きがあったとは。

それにしても、あの初回PVは心臓に悪かった。