観劇:『夢叶えるとか恥ずかし過ぎる』

2016年08月08日 09時51分16秒 | エンタメのかけら

歪公演『夢叶えるとか恥ずかし過ぎる』観劇。

梅ヶ丘の50人も入れば満員の小さな劇場。
開演前、

「上演中は演出の都合上、
 クーラーを切りますので、
 かなり暑くなります。
 ペットボトルの飲み物の持ち込み可、
 うちわも貸し出しておりますので、
 皆様、熱中症対策をお願いします」

というようなことをアナウンスされ、
新鮮な驚き。

20代後半の売れないアイドルグループ、
その営業先の控室が舞台。

この3人が三者三様、
「お前って奴はさあ」と言いたくなる、
なんともイラっとしてくる役柄。

キャラクター造形の巧みさもさることながら、
演じる女優に、イラっとした感じがハマっている。
「こういうこと言うのはこういう感じの女だよ、確かに」
あれは当て書きなのだろうなあ。
あるいは女優から逆算して作り上げたか。

いずれにしろ、
小さなユニットに、
腕のある劇作家が書き下ろしたから生まれる妙味。

と褒めておいてなんだが、
作・演出の土田英生さんのあの役どころはズルい。