歪公演『夢叶えるとか恥ずかし過ぎる』観劇。
梅ヶ丘の50人も入れば満員の小さな劇場。
開演前、
「上演中は演出の都合上、
クーラーを切りますので、
かなり暑くなります。
ペットボトルの飲み物の持ち込み可、
うちわも貸し出しておりますので、
皆様、熱中症対策をお願いします」
というようなことをアナウンスされ、
新鮮な驚き。
20代後半の売れないアイドルグループ、
その営業先の控室が舞台。
この3人が三者三様、
「お前って奴はさあ」と言いたくなる、
なんともイラっとしてくる役柄。
キャラクター造形の巧みさもさることながら、
演じる女優に、イラっとした感じがハマっている。
「こういうこと言うのはこういう感じの女だよ、確かに」
あれは当て書きなのだろうなあ。
あるいは女優から逆算して作り上げたか。
いずれにしろ、
小さなユニットに、
腕のある劇作家が書き下ろしたから生まれる妙味。
と褒めておいてなんだが、
作・演出の土田英生さんのあの役どころはズルい。