胸キュンの頻度

2017年08月02日 15時56分14秒 | アイデアのかけら

初めてマンガの原作を手がけているという、
知り合いの女性作家に聞いた話だ。

初稿を読んだ編集者から出された最大のダメ出しは、

「もっと胸キュンシーンを入れて下さい」
「3、4ページに1回ぐらい」

今どきの女子中高生向けラブストーリーは、
それぐらいに頻度で胸キュンさせないとダメだという。

それで思い出したのが、
先日、いとうせいこうさんとKERAさんのトークイベントで聞いた話だ。
「笑い」に関しても同じようなことが起きている。

昔は、焦らすような長いフリがあって大きく落とす笑いもあったが、
最近は、特にテレビではそれは許されない。
短い時間の中にいかに笑いを詰め込むかが勝負になっている。

胸キュンにしても笑いにしても、
闇雲に詰め込むだけでは面白くない、
と僕は思うのだが・・・。
今の中高生には中高生のテンポがあるだろうからなあ。

難しい。