自分の人生に影響を与えた5人を挙げろと言われたら、
とても悩むところだけど、
1人と言われたらとても簡単だ。
筒井康隆である。
現在位置から遡っていけば、そこに至る。
筒井さんも9月で88歳となった。
数年前、『モナドの領域』の発表を最後に、
もう長編は書かないと宣言。
去年2月に出た短編集『ジャックポット』を最後に、
「もう短編を書く体力もない。
これからは掌編だけを書いていく」
と宣言し、ツツイストたちを悲しませたが、
その後、毎月1~2本のペースで掌編を発表、
創作ペースの速さに驚かされた。
しかし掌編ラッシュも今年2月で唐突に終わった。
それ以降、発表した文章は書評など2~3本だ。
入院したという噂も聞き心配だった。
そんな今夏、突然、リリースが発表されたのがこれだ。
『だんでぃどん/Dos Monos(Feat.筒井康隆)』
筒井康隆の短編「ダンシングオールナイト」のご本人朗読に、
ヒップホップユニットのDos Monosが楽曲をつけた。
20分におよぶ組曲だ。
当初、以前どこかで朗読した素材を使うのかと思われていたけど、
荘士itのインタビューで、新たに録音したものであることが判明。
筒井さんがお元気であることがわかった。
しかし88歳になってこんなモノを発表するとは。
まだまだ驚かされるなあ😌
