新しいボトルを開ける音

2024年12月13日 20時42分43秒 | コメディのかけら

酒場で聞いた話だ。

 

 

その人は、上京したばかりの40年前、

時給に惹かれて、あやしげな飲み屋で働くことにした。

 

 

その店では、ジョニ黒をボトルキープで頼むと、

ジョニ黒の空ビンに、サントリーREDを入れて出していた。

 

 

しかしそれだと客前で開栓した時に、バレてしまう。

 

 

それをごまかすため、新しいボトルを開ける時に、

口頭でそれらしい音を出す練習をさせられたそうだ。

 

 

その音を再現してもらった。

 

 

かなり酔っていないとダマサれないだろうなあ。

ほどよく働き、ほどよく暇(2024.12.12)

2024年12月13日 07時28分03秒 | 日々のかけら

Dec.12(Thu.)

 

 

■今日という日。

 

 

10時、神山町で会議。昨日送った台本を冒頭から確認していく。

今日の演出氏は進め方が上手い。

プロデューサーの意向を汲み上げつつ、どんどん先へ進めていく。

進め方が下手だと、プロデューサーが意見は疑問を呈するたびに立ち止まってしまう。

 

どうせこの後、加筆修正が繰り返されるのだ。

今日の時点では、全体像の把握と大まかな変更点がつかめれば、それで十分。

 

 

 

「ハンズ渋谷店」で買い物。レジが減り、昔と比べると不便だ。

 

 

 

下北沢の『鶏そば そると』で昼食。

一時期は行列の絶えない店だったが、今日はランチタイムだけど入ることができた。

下北沢はカレーだけではなく、ラーメンも激戦区。人気にも周期があるのだろう。

 



 

 

経堂に戻って『ゆうらん古書店』へ。

いつもはチェックしない棚は何気なく眺めたら、

先々の仕事のために勉強しておきたいある人物に関する本があった。

こういう出会いがあるから、書店に行くのは楽しい。

 

 

 

夜まで会議はない。急ぎの仕事もない。暖かいうちにニナの散歩へ。

「暇だ」と呟くと、傍らの家人(大)が「暇なことは幸せ」と言い出す。

『暇と退屈の倫理学』から引用して返事したかったが、忘却の彼方。

仕方なく「有閑倶楽部」のタイトルを出してごまかす。

まあ、このマンガも読んだことはないのだが。

 

 

 

18時、オンライン会議。

 

 

 

夕食は『さばのゆ』へ。

後から缶詰博士の黒川さん、編集者の岡部さんも来て、思いがけず楽しい夜となる。

前回来た時にここで会った小説家志望の女性、

大学生かと思っていたら、15歳と聞いて驚く。

 

須田さんの思い出話に花が咲く。

三人それぞれしか知らない須田さん像がある。それが面白い。

その他、店主の直子さんがいま手がけているデザインの話、

もう数年音信不通の僕の知り合いの意外な近況の話。

 

 

 

今日観たもの。

『君は冥土様。』第9話。