今日もいい天気。朝の明るさが春の明るさ。けど霜がびっしりついています。冷え込みました。
10日ほど前、しばらく食べてなかった青菜が食べたくて、セリを採ってこようと、近くの生え場に行ったのだけど、水の中でわずかにちょろちょろへなへなしているばかりで、食べられるようなものはなかった。キツネノボタンがあって間違えそうでした。
けれどその水辺に、タネツケバナがいい感じで生い茂っているのです。このような寒い時期に、しっかり葉を茂らせているのですね。
咲きかけている花もありました。
タネツケバナは街の中でも見られて、やっぱり冬に目立ちます。ほかの植物があまりないのにこれはちょこちょこ生えているので、目立つのです。小さな葉は形がすごくかわいらしい。
で、タネツケバナはクレソンを小型にしたようなもので、タネツケバナからクレソンまで、ほとんど連続的なんじゃないかと思うほど種、変種、雑種が多い。
というわけで、ちゃんと食べられます。生のまま葉をかみしめると、最初味がないのですが、次第にピリッとしてくる。そのあたりはワサビと似ています。
ワサビの葉も根も、そのままではピリッとしなくて、もんだりたたいたりすりおろしたりすることで植物体を破壊すると辛味が出てくるのです。
ワサビもタネツケバナやクレソンと同じアブラナ科です。
タネツケバナを食べようと思ったらゆでておひたしにすればいいので、
セリの代わりに食べてやろうと思って採ってきた。
……けど、結局食べませんでした。
少しだけ葉を取って、刻んで、おうどんの薬味にしましたが、全然味を感じないまま飲み込んでしまいました(笑)。
探せばこの時期に青いものが結構あるものです。
けれど、あっという間に春が来て、ワラビだのなんだの出てくるんでしょう。
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