シラタマホシクサの写真を撮るとき、本当に困る。
どこにピントを合わせていいのか分からないのだ。
上手な人はきっと、あの1個に狙いを定めて写すぞ、と、ピシッと計画的にやるんだろうけど、私はこの無数の白い玉の中から1個に定める几帳面さなんか持ち合わせない。
途方に暮れ、面倒くさくて、適当にカメラ任せでシャッターを切ってしまう。
絞りをうんと絞ればそれなりにいい玉にピントが合うんだろうけど
こういう場合に絞ってしまうとただのごちゃごちゃの写真になるに決まっている。
(まあしかし、一度やってみたら、思いのほかいいかもしれないけど)
これぐらい引いて全体を撮れば、多少変なピントの合い方をしていても
それほど気にはならない。
それにしても、見事に咲いていて
草むらの中にこんな模様があるのはメルヘンチックだと思う。
2016年11月上旬 名古屋市・東山植物園