山里ひぐらしの小径

木曽路の入り口、岐阜県中津川市から
人と自然とのかかわりをテーマに、山里、植物、離島など。

新緑の恵那峡

2013-04-30 | めぐる季節と自然

昨日、恵那峡に。
父が行きたいというので、恵那峡の何が見たいの?と不思議に思いながらもお連れ申し上げると、新緑のきれいなこと!
恵那峡、すばらしい!
本当に目と鼻の先に住んでいながら、いままで2度しか真面目に行ったことがなかったのです。
ぐるりと山に囲まれ、周りが全部、薄白緑、黄緑、ピンクに染まり、ダム湖は青緑色。
この時期あたりはどこもきれいですが、恵那峡はもう「てんこもりの新緑と山の伊吹」なのです。
湖を見下ろす気持ちのいい席をしつらえた売店もあって、昔ながらの観光地なので小洒落た感じではありませんが、十分いいところです。
藤棚では白と藤色の藤が満開で、いい香りを漂わせていました。

籠なんかを売っている売店の五平餅コーナーでコーヒーをいただいたら、思ったよりおいしくて、「おいしかった~」と奥さんに言うと、「ここで豆を炒ってひいている」のだそうです。
さりげない売店でそんなことしているなんて驚きです。
自家焙煎珈琲なんて貼り紙はしてなくて、一言、「ホット」という紙(笑)。
でも暑いのでアイスにしてくれた。
五平餅も食べたかったけど胃が満員で食べられなかったのが残念。

恵那峡は昔はやった観光地、という認識だったけど、
いえいえ、山は今なおきれいです。こんな名所、たびたび訪れたいと思いました。
駐車場が無料。係員さん3人もいて。
恵那市は市の財政のために駐車料金を取ったほうがいいと思います。
このかきいれどきに……。

散策するとたくさんの野草や木の花に出会えました。


チゴユリ

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ラッキョウ、アサツキ、ノビルの違い・見分け ネギ科というか

2013-04-29 | ネギの仲間 アサツキ・ラッキョウ・ノビル・ヒトモジ…
上写真、アサツキ。
 
まず初めに、ネギ科という科はありません。あしからず。(*注:後述)
みんなユリ科ですが(*注:後述)
ユリ科の中からネギ的なものたち(アリウムの仲間)を分離したほうがいいという考えもあるようです。
分けると何か不都合があるだろうか……、としばし考えてみるも、何も不都合は思い当りません。
ネギの仲間たちと、ササユリやチゴユリたちと、連続的に似ているということもないし、サルトリイバラやシオデと似ているということもない。サルトリイバラやシオデがササユリと同じユリ科っていうのも、大きな心で受け入れ過ぎではという気がしないでもない。
やっぱりネギの仲間たちは独立してもらったほうが、その存在が際だって人の注目も浴びやすくなるので、ネギたちにとってはいいことかもしれない。
しかしその場合、名前は何になるのだろう。ネギ科なのかニラ科なのかニンニク科なのかラッキョウ科なのかヒル科なのか。たたかいが起こるかもしれない。ヒトモジ科っていうのはどうだろう。
そもそも野生のネギはないと思うので、ネギ科や玉葱科は却下だろう。
注:ネギ科はない……と昔は言っていたのですが、
最近主流の分類(APG体系)ではネギ科を立てています(2017年6月追記)
と思ったら、2009年からのAPGⅢ分類では、ヒガンバナ科に組み込まれ、ネギ亜科になっていました(2019年5月追記)
のはずだったのだけど、今読んでいる本ではAPGⅢ分類ではヒガンバナ科ネギ属だそうな。一体何が何なんだか。(2020年5月追記)
とにかくネギ属ということで。
 
とんでもなく前置きが長くなった。今日はここで終わりそうな勢いだけど
もう少し頑張って、一気にアサツキとラッキョウの特徴を羅列しささっと終わらせよう。
 
上の写真は、アサツキ。
数日前、起き抜けに畑に行き、ラッキョウとアサツキの前に座り込んでさんざん悩んだ結果は下の通り。
 
★アサツキ
今の時期(正確には2週間ぐらい前が一番わかりやすい)、株になって、細い茎がまっすぐ上を向いて群立っている。若い葉は少し黄色の強い緑。古い葉は白青がかった緑。
葉は円筒形で、陵がない(角がない)。のだけど、上の写真で分かるように、たまに陵のある葉が混じるのでややこしい。
 
★ラッキョウ
この時期、葉が弧を描いて少し垂れる。白青がかった色。葉に陵がある! 要するに、角がある。断面が三角形である! って発見したが、そんなことはとっくに図鑑に書いてありましたよ。この三角形の角は、かなりゆるい角度。やわらかい三角形とでもいうのか。
 
下の写真、ラッキョウ
 
そして、匂いも味も大差ない。
 
アサツキにもたまに陵のある葉があるので、陵のあるなしなんて決定打にならない……。
と悩んで観察した結果、突然発見したこと↓
 
★アサツキ
引っ張ると、地下3センチぐらいのところから抜けてくる!
 
★ラッキョウ
引っ張ると、地際で切れる。ちなみに地際は紫色がかっている。
 
↑これはアサツキ。白いところが3㎝ぐらある。
 
これは判り易い特徴です。決定打!
 
地面がやわらかいと、アサツキはラッキョウ型をした球根部分から抜けてきます↓
アサツキ
 
さて。アサツキとラッキョウは分かったけれど、こうなるとラッキョウとノビルはどう違うのかということになる。ノビルをみればすぐノビルと分かるのだけど、口で説明してみろと言われると自信がなくなる。
と思っていたら、1週間ほど前、うちのすぐ近所にノビルの群生地を見付けたのでした。
おかげで昨日はノビルをたくさん食べました。
 
っていうオチで終わりそうでしたが真面目にやりますと、
 
★ノビル
葉が地面から10センチぐらいまっすぐ上に立ち上がった後、弧を描いて葉先が地面に着くほど横に流れています。
一見して、野原や畦にバラバラ生えている、という印象。これ大事。で、立ち上がったところから葉が左右に何枚もだんだんと出ています。これが大きな特徴。
そして、葉にはっきりした陵がある。鋭角な陵です。葉が平べったいという感じに近いほど、断面がひしゃげた三角形になっている。
その点で、ニンニクに似ています。
引っ張ると、地下数センチのところで切れます。とある本に、引っ張ると球根(鱗茎)が抜けてくると書いてありましたが、抜けて来ません。それを書いた人はよほどやわらかいところのもので運がよかったのでしょう。葉を引っ張ると鱗茎が地面に取り残されるので損した気になります。そして鱗茎は結構奥深くに入っているので、しっかり深くまでスコップを入れないと、鱗茎が真っ二つになったりします。
だんだんノビルを食べる話になってきました。
 *土がやわらかいと、鱗茎もうまく抜けてくることが分かりました。うちの近所のその地面が堅すぎるということ(後日記)
 
下の3枚、ノビル。
 
 
 
で、味のことですが
★アサツキ
葉を刻まずにそのまま(ゆでて)食べるとすじすじしている。あまりおいしくない。
一般には刻んで赤味噌の汁なんかに入れる。
★ラッキョウ
葉を食べた覚えがないので知らないが多分アサツキ同様。
普通は鱗茎を食べるもの。
★ノビル
葉をゆでて食べると甘くてやわらかくておいしい。
鱗茎は普通生で食べる。ピリッと辛い大人の味。居酒屋では結構高い。
葉と鱗茎と両方食べられるえらいやつ。
 
 
↑酒の肴のノビルと、ノビルのぐるぐる。
 
この話題はまだ続くかもしれません。
ひともじとバワンメラの問題も残っていますし。
 
3月下旬のアサツキ。地面に貼り付いた真っ白な死体と、若い緑色の新しい葉。
 
アサツキは12月頃地上部が真っ白になった後、春までに消えます。
ラッキョウは冬も青白い緑色のまま元気に葉を立てて生きています。
(岐阜県の中山間地域の場合)
 
*夏から秋のラッキョウとアサツキについて
成長しきった葉はかなり色が違い、ラッキョウは青みがかっています。
 
 
(*修正&更新 2017年6月 2019年5月)
 
 
*ラッキョウ・アサツキ・ノビル・ひともじ等 アリウム科に関する記事
 
  佐渡のアサツキ花畑の風景
 
 
ラッキョウとアサツキ
2013-04-24 | 植物
ノビルの花、ラッキョウ、アサツキ
2012-05-30 | 植物
https://blog.goo.ne.jp/yamazatobunka/e/4a02af0e673c30ba6d038c8e2f6e2458
ノビルで、ひともじのぐるぐる
2010-04-26 | 植物利用
野からの収穫物 ノビルとヨモギ
2010-04-26 | 植物利用
あさつきのぐるぐる
2013-04-20 | 植物利用
ひともじのぐるぐる 熊本水前寺の甚句亭にて
2009-10-12 | 山里
■おまけ(YouTube)2021/10/29
OGPイメージ

秋の道端 鮮やかなヤマラッキョウの花と、とりまきの野菊たち

#wildflower #countryside #田舎道 撮影 Japan 中部地方太平洋側山地帯 10月中旬 20211018 Tha...

youtube#video

 

 

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ラッキョウとアサツキ

2013-04-24 | ネギの仲間 アサツキ・ラッキョウ・ノビル・ヒトモジ…


今日の雨は午前中だけかと思ったら、夜になるまでずっと降っています。
新緑が緑に洗われるというけれど、黄砂やヒノキ花粉にまみれたのが本当に洗われるんだと思います。びっくりするほど鮮やかになっている。
それを見て、車庫の中の車を外に出し、一日雨に洗わせました。とてもきれいになりました……。

さて10日ほど旬を過ぎてしまった話題ですが。

家の裏の畑のまわりに、ラッキョウが生えているところがあって、そこにアサツキも生えている。
この時期(10日ほど前)、黄緑がかった色ですくすくと伸び出すのが目立つ。
それがラッキョウなのかアサツキなのか、見分けに自信がないままだった。

この時期に黄緑色に生えてくるのはアサツキだと思っていた。
そして、白み・青みのある緑なのがラッキョウ。
ところが、黄緑色の葉をたどると、白青緑色の葉と根元で一体となっているのに気づく。
あれ? アサツキなの? ラッキョウなの? ということになる。

面倒なので結論を申し上げると、今、黄緑色にすくすく生えてきているのはアサツキである。しかし、少し時間の経った葉や大きめの葉は、白青緑色になっていて、ラッキョウとは色ではよく似ている。
結局、昔アサツキだと思って食べていたけどおいしくないのでラッキョウだったみたいと思っていたのはやっぱりアサツキだったのである……。

というわけで、色などというファジーなものではなくもっと見分けの決定打はないのか、と、気になってうかうか寝ていられない気分だった。

……今日はここまで。

写真/上:アサツキ 下:ラッキョウ

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キクザキイチゲのあるところ

2013-04-23 | 植物

一体どれだけ寒いのでしょう。
寒波は日曜日がピークかと思ったら、今日も午後からどんどんどんどん冷えていっています。体、こおりそう……。
昨日鍼で「風邪入ってますね」と言われたばかりなのに
また寒さに当たってしまった。

先週、長野県の方にお花見に行った。
桜は満開でとても見事だったのだけど、その林床にキクザキイチゲがたくさん咲いていることの方に感激。
みんな上を向いている横で下を見ている私でした。

少しはずれのほうには、キクザキイチゲとヤマエンゴサクとニリンソウの群落。
キクザキイチゲのあるところにはいつも、この2種がある。
いつも一緒にいる。
ほかにカンゾウもたくさんあった。


いつも一緒に現れる植物がある。
ウラジロとコシダは同科同属。似たもの同士で一緒にいるのかな、と思う。
けど、似たもの同士は棲み分けるっていうこともあるので、似てるから一緒にいて当然と言い切るわけにもいかない。

シデコブシとハナノキ。

メリケンカルカヤとスミレ。メリケンさんは外来種なので、昔から一緒にいるわけではないが、スミレはよくメリケンカルカヤやチガヤが刈り取られた後の春の草原にうもれながら咲いている。まるでかさかさしたメリケンカルカヤで防寒しているように見える。

栗とカタクリ。駄洒落じゃないですが。

栗のことを言うなら、柿とミョウガ。これらは人が植えるものなので、一緒にいないと生きられないわけではないですが。

ほかにもたくさんあります。
単に好む環境が同じだから一緒にいるというのではなく、約束したかのように一緒にいる感じがするものたち。きっと何か秘密の約束があるのです。


写真上/キクザキイチゲ 写真下/ヤマエンゴサク

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あさつきのぐるぐる

2013-04-20 | ネギの仲間 アサツキ・ラッキョウ・ノビル・ヒトモジ…

あさつきで、ぐるぐるを作ってみました。

熊本の郷土料理で、ひともじのぐるぐるというのがあります。
3年前(早!)はのびるでぐるぐるを作りましたが
のびるでできるならあさつきでもできるだろうということで。

ちょっとすじすじしていて固くて、
のびるのぐるぐるの方がおいしかったと思いました。

今うちの周りはあさつきだらけです。

らっきょう、あさつき、のびるを区別するのが
ここ数日のテーマとなっていました。

そんな話は、そのうち、別記事で。


ひともじのぐるぐる
のびるのぐるぐる

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枝垂れ桜

2013-04-12 | 植物

枝垂れ梅とか、枝垂れ桃とか、枝垂れ桜とか、枝垂れ柳とか、
枝垂れるものがきれいだと思うのは私だけ?
でもそういう品種がたくさんつくられるってことは、好きな人が多いのだろう。
どうして枝垂れるときれいだと思うのだろう。
人間が美を感じる基準というのはやっぱりあるようで
それが不思議と言えば不思議で、
そういうのがニュートンの法則みたいに何かきっぱり決まった公式で決めることができるなら
きっと誰も苦労しなくて、世の中が簡単になって
簡単になるがゆえにつまらなくなるのかもしれない。
何も仕事がなくなってしまいそう。
人間は美を含む快楽を得るために日々一生懸命になっているのだと思う。
すべてはドーパミンのため?
道を踏み外すとお金で直接ドーパミンのための薬を買うことになる。コワイコワイ。
栄養剤で栄養をとるよりおいしいものを食べてとる方が楽しいように
薬で増やすよりきれいなものを見て増やす方がおトクだ。

昨日の夕方は、雪が降るかと思うぐらい寒かった。
天気が暑くなったり寒くなったりしておかしいという人がいるけれど
天気は普通、暑くなったり寒くなったりするものだ。
ちょっと変動すると異常気象という人もいるけれど
天気は異常なのが普通のような気がする。
しかし50年ぐらい前より温暖化していることは確かだろう。
それが異常なのかどうかは知らない。
異常になることがあらかじめ決められたストーリーだったとしたら?


毎年のように3月の終わりになるとトラツグミが来て、明け方暗いうちに
ヒィーーー、ヒィーーー、とブランコがきしむような声で鳴く。
昨年来なかったけれど、今年はまた来てくれた。
けれど、それももう高原へ行ってしまったようだ。


朝晴れていたのに、雨が降ってきた。相変わらず肌寒い。

写真/中津川市落合・医王寺にて(先週)
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いい気な神様

2013-04-11 | 山里

ここ数日、とても寒い。ダウンを着てみたり。
ストーブとエアコンはほぼ一日中稼働。
今日は朝から、ちょっと晴れたかと思うと、あられが降ったり、雨が降ったり。
ますます寒くなってきた。
道路に桜の花びらが落ちているけど、まだ落花盛んとまではいかず、
寒さに助られて、花びらが枝にしっかりしがみついている感じ。

そんな中でスミレがたくさん咲いてきた。
ちょっと歩くと、スミレ、タチツボスミレ、コスミレ、アリアケスミレなど
色とりどりに、目に入ってくる。
スミレはときどき群れになって咲いていて、そんな様子を見ると、
大げさにも、地球ってスバラシイと思ってしまう。

数えきれない種類のきれいな花が咲く。そんな花がもしこの世になくて、花を見る楽しみがなかったら、生きている甲斐がないようにすら思える。
次から次へと咲く花が見られて、ほんとうにシアワセだと思う。


うちの近くの神社。
拝殿も、直会殿もなく、大きな石の間に祠があり、大きな石の上にまた小さな神様が祀られている。
ここの桜はテングス病になっていて残念なのだが、今年は去年よりはきれいに咲いた。
この背後に川がある。
川にも大きな石がたくさんある。

こういう石のあるところには「お不動さん」が祀られているものだけど、
ここは稲荷神社で、祠に陶器のきつねさんがおいてある。
そして、誰かしらないけど、お正月にはお酒を供えたり、
このときには水仙が供えてあったりして
とてもきれいに掃き清められている。

この真ん前には大きな道がないので車はめったに通らないし、人もめったに通らない。
そして、この前を通りかかると、なぜかスーッといい気分になるのだ。
私は霊感は全くないけど、ここに「いい気がある」ということは、何となく感じるのである。
ほかの人はどうなのか知らないけど、私にとってのパワースポット。
不思議な力がこの神社にあるような気がする。

しかし。
このまん前か、真後ろか、はたまた真上かを、リニア新幹線が通ることになるようである。
むむむむむ……


とにかく、桜が咲くととりわけかわいい神社です。

写真は、4、5日前の様子。



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初わらび

2013-04-07 | 植物利用

一昨日の4月5日、早くも初わらび。
この日は勝手に伸びてるミツバと勝手に伸びてるニラも採って食べました。

あおいものがぞくぞくと地面から出てきて、豊かさを感じる季節です。
冬の食卓はなんとなく白っぽいし
アブラナ科の野菜たちばかり食べていたけど
種類が増えてきました。

これからしばらく、あれも食べなきゃ、これも食べなきゃ、という忙しい毎日になります。

昨晩はときおりものすごい暴風雨になっているのを
夢うつつに聞いていた。
今日も大体曇りだけど、ときどきバーッとかバラバラバラーッとかいって
なにものかが降ってきます。



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シデコブシ、桜満開

2013-04-06 | 植物

一昨日のシデコブシ。満開でした。少ししおれかけているものも。けれど見苦しいほどではなく、一番楽しめた日だったのではないかと思います。
今年は花つきもよく、とても見事です。
ここは田圃の横の湿地になっているところで、シデコブシばかりが群生しています。もちろんほかの木もありますが、優占種がシデコブシです。ハナノキも2本ほど生えています。
シデコブシとハナノキはセットで現れます。
ちょうど同じ時期に、ハナノキは赤くなり、シデコブシは白やピンクの花をつけるので、コントラストがとてもきれいなのです。
ハナノキの見ごろはまだ続くと思いますが
シデコブシは今日これから来ると言われている嵐でかなりヨレヨレになるでしょう。

桜も、昨日、おとといあたり、最高に満開でした。
ここらへんのソメイヨシノは3、4年前からほとんどテングス病にかかっているのですが、
今年は花の勢いが増している木もあり、
テングス病って治るのかしら?と疑問に思ったりします。
本町公園の桜はとても見事。
それから落合の木曽川沿い。四ツ目川などなど。

4月4日にお花見でぐるぐる回っていたのですが、いろいろな花が見られて最高の日でした。

今年、タムシバも見事で、坂本から見る根の上方面の山に、白い木がたくさん見られます。
山桜も咲いてきました。今日の嵐が通り過ぎたら、本格的に山桜の季節になるのでしょうか。

一気に梅と桜が咲いてしまったのですが、まだまだこれから楽しめるのは、コバノミツバツツジや山桜。
それに、落合の桃畑の桃は、まだ1本も咲いていません。
桃の開花は早まっていないようです。


写真/中津川のシデコブシ(赤羽コンクリートの横)

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