山里ひぐらしの小径

木曽路の入り口、岐阜県中津川市から
人と自然とのかかわりをテーマに、山里、植物、離島など。

願えば叶う  栃久保で石積みします

2007-11-30 | 山里
悲願成就の日でした。
栃久保という私の大好きな大好きな、そしてとても大切な場所で、石積み塾をすることが決まりました。今日栃久保自治会の役員会(といっても全世帯が出席)で、皆さん、やろう、と言ってくれたのです。
2月の最終週、3月の第2週が候補です。

このことについて、書けばえんえん、尽きない想いがあります。
朝になってはいけないので、今日はこの辺で。

昨日も徹夜で朝眠ったので。

栃久保の写真は、このブログの端っこにあります。茶畑です。
山里に幸がありますように。

やりかけの聞き書き 加子母でいろいろな話

2007-11-26 | 山里
聞き書きをやりかけにしている加子母へ行って、写真を返してきました。
私が話す相手はそこのおじいさんでしたが、おばあさんと、お嫁さん(娘さん?)と、友達のおじいさんがこたつにあたっていました。
私も一緒にこたつに入り、まったり話してきました。

聞き書きのテーマの話は昔の木材搬出の索道のことでしたが、みなさんいろいろ話したいことがあるようで、養蚕のことや、機織のことや、染物のことや、戦争のことなど、どんどん展開しました。
……今日は写真返しに行っただけなんですけど。

雨露のついた桑の葉を蚕に食べさせると死んでしまうということは、初めて聞きました。

友達じいさんは、一見70歳になるかならないかかな、と思ったのに86歳でした。
ラバウルの戦線に行ったのだそうです。
日本に呼び戻され、特攻隊になったのですが、出撃する前に終戦になったとのこと。同級生60余名の約半分が出征して戦死したそうです。

日本は太平洋のそんな島々まで支配下に置こうとしていたのです。
そういうことはほとんど知らなかった。
お嫁さんらしき人は私とあまり年が変わらないように見えたけど、すごくいろんなことを知っていました。(私が無知すぎるのか)
昔馬を飼っていたこと、蚕を飼っていたこと、それも実体験としてあるようです。
加子母では平成6年まで蚕を飼っていた家があったそうです。

農耕用に馬を飼って「まのこ」を売る、というのをみんなしていたそうです。
まのこ、というのは馬の子です。
「うま」というのは馬の中国語音「ma」から来ているのだと習ったけれど、本当なんだと実感しました。

おばあさんは、最初、のどでも痛いのかと思ったくらい一言も口をききませんでしたが、話し出したらどんどん面白い話が出てきて、もっと聞きたかった。
最後はみんなが同時に話すので、どれを聞いていいのか困りました。

みんな、また話を聞きに来てくれ、と言ってくれた。

それにしても、午後3時半という時間に、こたつに入ってお茶菓子食べながらのんびり目的のない世間話をする、というシチュエーションは、私の生活には皆無。
すごくなつかしい気がするのです。
それは私が行ったから世間話をしたのではなく、世間話をしているところに私が行ったのです。

私がその家に行ったのは今日で2回目なのだけど、「こたつあたってけよ」と言われて、まるで昔からの知り合いみたいに一緒に話してた。
すばらしい田舎です。
こういう時間こそ、絶滅危惧か?

聞き書きというのはヒマな時間を味わうためにあるのかも。
言い換えれば、山里の人とゆっくりと一緒の時間をすごし、共感するためにあるのだと、いまさらながら実感しました。


今日はそんな時間をすごしたため、内勤的仕事は全くできず(加子母に行くのも仕事の一つですが)。
何より、頭がよく働かなかったのでちょっとジリジリしました。

棚田の石積みの間に、ノコンギク

2007-11-25 | 山里
ノコンギクも終わりかけです。花と坊主になった綿毛の対照が可愛かったのでパチリ。
秋の終わりを感じます。

ノコンギクの綿毛は冬まで結構残っていて、雪景色の中で見られるのもかわいいものです。


書き物系の仕事が山積していて、昨日も今日も、石積み塾が終わってから事務所に帰って仕事していました。さすがに今日は眠いし、目がしょぼしょぼします。
明日は打ち合わせや外出があって、また忙しそうです。
今日は前から観たかったDVDが届いているはずだから、観たいのだけど
観るとまた夜型生活が促進されそうです。

坂折棚田石積み塾 にぎやかに

2007-11-25 | 山里
楽しくやってます。とてもチームワークがよくて、安心してみていられました。
2日目となると、皆さんそれぞれ仕事を見つけて、自主的にやっています。
石を積む人は交代しながら。
私は今年は全くはらはらすることがありませんでした。
慣れている方が上から石を渡し、ほかの方が石を積み、井戸先生が教えます。
上では栗石(ぐりいし)や砕石を用意して、必要なときに落とします。
本当にいい講座でした。参加者の皆さんがとてもよかった。

坂折棚田石積み塾 名人の指導

2007-11-25 | 山里
講師で、石積みの仕事をずっとしてきた井戸さんが、懇切丁寧に教えてくれます。
けっこう渋い、職人ぽくていいのです。
今積んでいるNさんは去年に引き続き2回目。慣れるどころかますます難しく感じると言っていました。

今日の朝の坂折棚田

2007-11-25 | 山里
寒さが緩み、穏やかな一日でした。今日も真っ青な晴天でした。
朝の坂折棚田。今日は石積み塾の実習場所でも、先に来た地元の人が火をたいています。

まんまるな満月

2007-11-24 | 山里
坂折棚田から帰るとき、まん丸で大きな月が昇り始めました。
今日は15夜です。
このところ毎日毎日、輝くような月が見られます。

2月の初めごろ、やはり棚田から満月を見ました。写真をこのブログに掲載しています。
考えてみれば、月のように、毎日太陽もああやって上がってくるのが
見られるのですね。

寒くて月がきれいです

2007-11-23 | 山里
連日恵那山が冠雪しています。
そして、毎日月が煌々と照っています。
昨晩も、今日も。明日あたり満月です。
月明かりで自分の影がくっきり見えます。
昨晩は月明かりをながめながら飲んでいたら、飲みすぎました。
あまり飲みすぎない方がいいようです。

昨晩は足が冷たくて一晩中なおらず、よく眠れなかった。
冷たくてつらかった……

朝、強い霜が下りていました。

明日は2回目の石積み塾です。