先日定例のオンライン勉強会で、ウスバキトンボが大群になって飛んでいるという話が出た。それを話したのは岡山在住の人。
ウスバキトンボって何? と思ったのだけど、そのトンボを知らないのはどうやら私だけのようだった。
どこのむらでも町でも、この時期になると群れて飛んでいるという。どこにいるの?と聞くと、「そこら辺にいる」という。家の軒先にも、田んぼにも、いろんなところにいるらしい。そんなトンボは見たことがありません、と私は断言したのだが。
翌日裏の田んぼの方を夕方散歩していたら、いっぱい飛んでいるものがいましたよ。多分それがウスバキトンボなのでしょう。
くすんだ色をしていて、地味で、飛び方はほとんどアブかハエみたい。トンボのような優雅さがあんまりない。こういうのが大群でいるとちょっと大変なんだろうと思う。
しかし、こんなそこら辺にいるものを今まで認知したことがないというのは、自分がいかに虫に興味がないかという証拠である。植物と野良猫以外のものは無視して歩いているようだ。
このトンボは、地域によって名前がいろいろだけどもほぼ同じで
南伊豆では「お盆とんぼ」、徳島県の山奥では「ぼにとんぼ」、愛知県の奥三河では「おしょろとんぼ」と呼ばれているとのこと。おしょろとは当然、お盆のお精霊さまである。
新しく虫の名前を一つ覚えたこの2日であった。
動画あります