昨晩寝付けなくて起き出してしばらく本など読んでいたとき
体が冷えないように暖房をかけ、そのまま忘れてしまったので
朝目覚めたとき、暖房がかかりっぱなしだった。
けれどそれでちょうどよかった。
とても冷えた今朝。
空気が澄んで空が青い。
こういう日は御嶽山がよく見える。
今日も煙が見えるだろう。
最初に噴火の映像を見たとき、かっこいいと思った。
あんな大惨事になっているとは思いもしなかった。
おそらくみんなそんな思いだろう。
今にも噴火するかもしれないと思いながら登っていた人はいなかったと思う。
日本の火山に対する認識はその程度だと思う。
危険だと思われているのは桜島とか三宅島とか、その程度で。
6月に鹿児島県の口永良部島の火山に登った。
噴火口は2カ所あり、1カ所は立ち入り禁止で近づけないようになっていたけど
もう1カ所には間近まで行けた。
ただし私は硫化水素の臭いに弱くて頭痛や吐き気でうずくまってしまうので
一人離れたところで待っていたのだけど。
それから2カ月しないうち、その火山が噴火したのだった。
私たち一行が登ったときは、休日だったのに私たち以外は誰もいなかった。
口永良部島では噴火したときに登山者がいなかったから誰も被災しないですんだのだろう。
地震と同じで、火山もいつでも噴火しうるけどいつかが分からないだけなのだということを
今回の御嶽山で思い知った。
地震の怖さは喧伝されているけど、火山の怖さってほとんど言われていないように思う。
今回は本当に悲惨でお気の毒だった。ご冥福をお祈りすると同時に
みんながこれを教訓とできるようにと思う。
景色はすっかり秋になった。台風の2日ほど前に、いきなり柿の葉がオレンジ色になった。
畑の横の草むらで、野の花が咲き乱れる。
ほかの人の畑の横には草むらはないけど、
私の畑の横にはある。
ノコンギクが咲き始め、赤いイヌタデ、小さな花のキツネノマゴ
午前中にはこれに青いツユクサや黄色いカタバミが混じり、本当にきれい。
何よりもヨモギの葉がいい造形で絵を作ってくれている。
キツネノマゴは一見「大した花ではない」のだけど
こうやって散らばっていると星のようだし
絵の中で大事なアクセントの役割を果たしていて、とてもかわいい。
野の草花はどうしてこんなにきれいに絵を作れるのだろう。
野原には裸地などなく、このあたりでは冬以外は常にきれいに緑が地を覆うようになっているのだ。何かがなくなれば、何かがその代わりに裸地をかくす。いや、植物にとっては太陽光を得る競争のために、一面の緑地を作っているわけなのだけど。
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