山里ひぐらしの小径

木曽路の入り口、岐阜県中津川市から
人と自然とのかかわりをテーマに、山里、植物、離島など。

鯵とショウガのリョウブ飯

2008-04-28 | 植物利用
山里文化研究所スタッフブログを新設。
http://blog.goo.ne.jp/yamazatobunkast
どっちに書き込もうか迷ってしまう記事が多くなる。
昨日の畑のこと、リョウブのことはそこに書いてある。

昨日Eさんとリョウブをたくさん採って
保存のため本日ゆでて干した。まだ干し足りない。明日も続く。
お天気がよくて助かる。
葉っぱを広げて干せば結構すぐに乾く。

今日は私の昼食当番の日であり、5月31日のシンポジウム
http://blog.goo.ne.jp/yamazatobunka/e/156905654a4248607c06721d0f040cdf
まで平成リョウブ飯をいろいろ研究しなきゃいけないので
また挑戦。
ショウガとアジの干物とゴマを混ぜ込むという
リョウブ飯的にはとても邪道なテクニックで
すごくおいしくできました!

今日のリョウブは、土日にAND君が家でゆでてほしてきたもので
初めて干したのを使ってみた。
生よりも臭みがない。
でも、生より紙みたいな感じだった。
臭みがないだけ、それは、
「ショウガとアジがおいしい御飯」ということで
リョウブがほめてもらえたわけではなかった……
かわいそう……

聞き書きとは、人の生きてきた様を敬う活動

2008-04-25 | 山里
 山里文化は、第二次大戦直後には忘れ去ることが美徳とすらされてきた。しかし、環境が悪化し資源が底をつきそうなこれからの社会において、山里文化は再び必要とされ、山里資源は見直されるだろう。そこで、今、私たちは山里に生きる「知恵」や「技術」を記録し継承しなければならない。さらに、一つ一つの物事を分断して記録するのではなく、それを用いて生きてきた「人」の喜び、悲しみ、心のあり方や労働の意味といった、物事の背景に共通してある「懸命に生きる姿」こそをすくいあげることに私達は意義を見出す。民俗記録調査では拾えない山里の心を今こそ記録したい。聞き書きとは人の生きてきた様を敬う活動なのである。それはまた、聞き手と話し手との協働で紡ぎ出される物語でもある。
 小数の限られた執筆者が多くを聞き取るのではなく、話し手(山里住民)1人に書き手(主に都市住民)1人で行うことで、山里と都市との交流を深めてきた。それを聞き書き集にまとめ、広く頒布することで山里の応援団を増やし、また山里の人により誇りをもってもらうことができるだろう。
 聞き書きは12月からすでに始めている。5月末には発刊記念会(交流会を兼ねる)を行い、山里の食と農についてのパネルディスカッションも予定する。その後も聞き書きを継続し、より多くの人の話を書き取って、最終的には一つの地域すべての年配者の話が書けるまでは続けたい。それが地域の大きな自信になっていくだろう。また、聞き書き活動が広まり、多くの市民が人の生きる姿の記録に携われば、必ずまちの活力になっていくだろう。

恵那・山里の聞き書き シンポジウム

2008-04-25 | 山里
聞き書き集をとりまとめています。
5月31日にはそれを記念して、シンポジウムを行います。
特に第3部には、多くの方のご参加を歓迎します。
また、聞き書き集印刷への「寄付」も盛大に承ります!!
 よろしく

 →詳しくは http://www.yamazato4.com/ 

◆◆5/31「蔵出し・山里のおいしい話」シンポジウム◆◆参加者募集
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■日時/2008年5月31日(土)10:30開場 11:00~15:00 
■場所/岐阜県恵那市中野方町 中野方コミュニティセンター 大ホール
■内容/  ※部分参加もOKです。
【第一部】◆『恵那・山里の聞き書き集』発表◆11:00~
 語り/いちかわ あつきさん(ひとり語り 劇車銀河鐵道主宰)
 講評/澁澤 寿一さん(NPO法人樹木・環境ネットワーク協会理事長)
丹羽 健司さん(矢作川水系森林ボランティア協議会代表)

【第二部】◆山里・よそもの昼食懇親会◆11:40~
 聞き書きに登場する山里の食べ物も大集合の予定。
 リョウブ飯など。(予定は未定・現在調整中……)

【第三部】◆座談会「食と農と山里の暮らし」◆13:00~
  ※山里の豊かさについて考えます
 コーディネーター/澁澤 寿一さん
 話し手/駒宮 博男さん(NPO法人地球の未来理事長)
池戸ぬい子さん(不動滝やさいの会、不動滝漬物部会代表)
佐藤 大輔さん(自然農法、漢方挑戦中)

 主催/山里文化研究所

雑穀流行り

2008-04-24 | 植物利用
雑穀が何年か前から流行っていることは知ってたけど、
アースデイに行って、その加速を知りました。
単に健康のためではなく、肉の消費を減らし穀物を食べることで
世界中のより多くの人口を養おうという環境活動家が増えているようです。
そんなのは何十年も前から言われているのに
やっと広まってきたのか、という感じ。
肉が嫌いな私には、どうでもいいくらい影響のないことで。

まあ、とにかく、東京の人ってかわいそう、山里は本当に豊か、ということばかり
実感してきました。
もうすぐ山里に大挙して都会の人が押し寄せてきそうで
怖いのは私だけだろうか。

というわけで、山里の豊かさを感じてもらう行事を5月31日に開催します。
詳しくはHP http://www.yamazato4.com/ で。

アースデイ東京

2008-04-24 | なんとなく報告
土曜日に、アースデイ東京に行ってきました。
環境に凝り固まっているわけではなさそうな一般の人たちが
たくさん集ってました。
やっぱりイベントでは物を売買しなければ
人は集まらない。
物を買う楽しさがあるし、買おうかしらという気があって初めてそのものをじっくり見ます。
行政のやるイベントの多くは会場での売買禁止。
それを乗り越えなければ、冷えたイベントが続くだけです。
消費の力が世の中を変えることを忘れているのでしょうか。

クスノキが盛大に落葉中 明治神宮

2008-04-24 | 植物
先日明治神宮に行ってきました。
雨風の次の日で、クスノキがいっぱい落ちて、なかなかきれいなものでした。
そのほかにも、照葉樹の葉がいろいろ落ちていました。
係の人が、何人も、大きな竹かごを携えて掃いておられました。
こんなにあると、大変でしょうねぇ。

しかし、終日PCに向っているよりは、終日落ち葉を掃いている方が
楽しくないとはいえません。

アズキナ

2008-04-21 | 植物利用
事務所のAIさんが採ってきてくれた
愛称アズキナ、図鑑名ナンテンハギ。
初めて食べました。
少しウコギ科的な癖があって、
わりと病み付きになる味です。

ポテトサラダに入れたのと、胡麻和えです。
最近の山里食堂は、食材仕入れにあまりお金がかからないので助かります。

1回目のチャレンジ 山里の救荒食材

2008-04-21 | 植物利用
ついに、やりました。リョウブ飯です!

今が旬のこの木の若葉でつくった御飯はみんなまずいといいます。
でもこのぐらいの量なら何の問題もありません。
しばらくこの研究が続きそう。

なんかビジネスできないかしら
 てなことばかり最近考えている。

絵本のような笠置山麓の山里

2008-04-21 | 山里
4月5日に訪れた、恵那市笠置町の里に、20日、Kさんとまた行ってみた。
不動滝で無理いってお弁当を作ってもらい。
いろとりどりに花が咲き乱れ、おとぎ話のような、絵本のような。
よく手入れされた庭と畑があった。

ヤマエンゴサク

2008-04-18 | 植物
ことしはヤマエンゴサクにたくさん会いました。
会いにいったからだけど。
以前から知っている場所ではものすごく増えていた。
何だか不思議な感じの花です。
山里には野草がいっぱい。
都会にいるときにはこんな花全然知らなかった。

数カ月の間、凍りついたみたいに静かだった身の回りで
バタバタバタと大きな出来事があり
突然雪が溶け出したかのよう。
一つを動かすと連動していろいろ動くのだろうか。
誕生月だから?
いろいろと考えさせられることも多い。
でも考えているとどんどん落ち込んでいってしまう。
でも考えないと流されていってしまうのだろう。

中津川では桜はすっかり散り、カスミザクラの季節です。
木々も芽をふいてきました。

スギナ炒め アーモンド風味

2008-04-18 | 植物利用
ずいぶん前に作ったものだけれど
スギナの若いのは結構いけるのです(去年も書きました)
油とよく合うのです。
これはオリーブオイルで炒めてさっとしょうゆを回しかけ、
アーモンドで和えたもの。
つくしの味もしました。

新緑の季節

2008-04-15 | めぐる季節と自然
暑い日だった。
朝晩は涼しかったけれど。
コナラの白に近い緑がかすんで、山桜が咲き、リョウブの新緑が出てきた。
中津川では昨日あたりからソメイヨシノが散り始め
ハナノキの色もあせてきた。

あぜの花

2008-04-14 | 山里
こんなふうにショウジョウバカマがたくさん咲いていました。浅い緑色のはカンゾウ。根に近い、土に入っているところがおいしいのです。

わけぎのお味噌汁

2008-04-14 | 山里
ゆきこさんと作ったお味噌汁。わけぎがいっぱいです。
でも考えて見ればカンゾウを入れてもよかったかも。

この日の田んぼは食べられる草がありすぎて
放置しておくのはもったいなかった。
カンゾウの群落に、セリ、ナズナ、コオニタビラコの3種は春の七草にもエントリーしている。ツクシもまだまだありました。