山里ひぐらしの小径

木曽路の入り口、岐阜県中津川市から
人と自然とのかかわりをテーマに、山里、植物、離島など。

ヒグラシ初鳴き

2009-06-30 | めぐる季節と自然
本日、夕刻、ひぐらしがかなかなと鳴きました。
夏が来たようです。
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ジャワ人のかわいい自然観・人生観

2009-06-28 | 山里
インドネシア・ジャワ島の知人からメールが来ていた。
「自分には花もない、小鳥もない、ガールフレンドもいない」……。

彼女がいない、とふと嘆くのは、別に珍しくはないけど、
花と小鳥がガールフレンドと並んで語られるってのは
なんとも詩的で素敵ではないか!(本人にとってはほめてもらうとこじゃないだろうが)。

ジャワのジョグジャカルタ周辺の人たちは声のいい小鳥をよく飼っていて、4つも5つも鳥かごを軒先にぶら下げている家もある。小鳥を飼うのは富の象徴。レコードもなかった時代に、人々は小鳥の声を音楽の代わりとして愛でていたのだそうだ。
そのため、バティックの柄にもよく小鳥が描かれている。
ジョグジャカルタには有名な鳥市場があって、小鳥そのもののほか、鳥かごやえさなどの小鳥グッズもたくさん売っている。
特にキジバトみたいな声の鳥が多かった。

話を戻すと、小鳥に加え、花が入ると、とたんに情景が鮮やかになる。
ジャワ人はそんなふうに、小鳥や花を人生の友として求めているのかと思うと、とてもかわいらしく豊かな感じがする。
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聞き書き活用検討会議

2009-06-28 | 山里
生活スタイルを少し変えたら、一日のうちどのタイミングでブログを書いていいのか分からなくなってしまった。なのであまり書けないでいた。

今日は助成金報告のために昼少し前から全力疾走で会議テープを起こしアンケートの集計をして報告書を書き……19時の発送に間に合ってしまった自分がコワイというか何というか……
さすがの私も指と腕が痛い。特に右手の薬指。
友人から、キーボードたたくときの力が強すぎと指摘され、
そんなことはないと反論してみたが、確かに強すぎる(自覚)。

普段、大きなヘッドホンをしながらキーを打っているので、自分のキーを打つ音が聞こえず、ついつい、耳からの音声に負けないようにバン!バン!と打ち込んでいたらしい(別に負けても支障ないのだが)。

新しいキーボードも、すでにAのキーが磨り減ってきた。


昨年11月30日に行った聞き書き活用検討会議の記録もほぼできた。そのうちHPにアップできるだろう。
聞き直してみて、非常に面白い内容だと思った。
渋沢さん、駒宮さん、原島さんなど、有識者中の有識者といった方々が発言してくれている。

ついでに、5月9日の総会のテープも起こしているが、これもまた面白い。
これは公開するかどうか検討中。
こちらも駒宮さん、原島さん、粥川さん、小澤さんほか、山里文化研究所のそうそうたる会員さんたちが面白いお話をしてくれている。
自分(私)のしゃべっていることがおかしくて、笑っている。
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篠島に近い駅前の魚売り場

2009-06-24 | 
名鉄河和駅の前のスーパーの魚売り場。地産地消コーナーがあり、近くの港(篠島を含む)で上がった魚を売っていた。
魚売り場全体の5分の1ぐらいか。
タコが安かった。

全国外国魚コーナーには山口県の魚が結構あった。
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しらす漁で忙しい篠島

2009-06-24 | 
先週、篠島で。しらす加工場。前に並んでいる木の箱はしらすを入れるもの。
通常2月頃から篠島はしらす漁で大忙しになるが、今年は2月も3月も全くの不漁。6月に入り急に獲れだしたそうだ。
木の箱もきれいに洗われてうれしそう。

島の加工場でしらす500グラム1100円だった。
島への客船の出ている知多半島・河和の駅前のスーパーで、80グラム298円。500グラムなら1862円になる。

篠島は日本一のシラスの漁獲がある。シラスは高知沖で生まれ潮に乗って流れてきて(らしい)その一部が三河湾の中に入り込んでくると漁師さんから聞いた。
篠島が日本一なのは、シラス漁師が多いからだ、という単純明快な答えだった。
それだけではないかもしれないが、漁師さんはそう語ったのであった……。
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寒い……

2009-06-16 | めぐる季節と自然
さむい……っ


本日篠島に行っていました。
向こうは結構いい天気だったのですが、島を離れるなりどんより曇りになり、河和からは雨が。

篠島にいる最中、携帯に中津川市のメールが入り
大雨洪水警報が出たと。
帰ってきて電車を下りると寒くて寒くて。
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石徹白大杉

2009-06-15 | 植物
石徹白大杉と名づけられた杉。
山の中で、ここだけ杉が数本生えています。

杉の根元にヒノキが1本生えていました。
あたりにはヒノキは全くないのに。

見上げているのは坂折の直さんです。

この日の朝、恵那のエイデンで直さんに会い、
これからみんな(3人)で石徹白に行くというと、ほなわしも行くわ、てなもんで、
身軽なものです。
車そこに置きっぱなしで……。
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山の神社の彫刻

2009-06-15 | 山里
石徹白の白山中居神社に、もんのすごい彫刻がありました。
石徹白は白山の麓にあります。
しかしながら下界から見れば、麓にあるというよりは、白山の中にあるという方が適切です。
中居神社は白山登山道の入り口で、白山信仰の神社です。
この彫刻と、山奥に似合わないすごい神社を見ると、白山信仰がいかに大きなものだったかがよく分かります。


神社の手前に川があり、大きな木が枯れて倒れていました。
坂折棚田の直さんは、一目見て、「あれはモミやな」と。
すぐ分かるみたいです。葉も何もないのに。

石徹白周辺は、昔、直さんが暗躍したところらしいです。
Comments (2)
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正ヶ洞の棚田

2009-06-15 | 山里
石徹白の近の正ヶ洞の棚田というところに行きました。
一緒に行った坂折棚田の直さんは、「美しゅうしたる」としきりに感心していました。
あぜや田畑をきれいにすることを、坂折の人たちは「美しくする」と言います。
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虫が少ない 自然の異変

2009-06-13 | めぐる季節と自然
今日は坂折の直さんたちと一緒に一日外出
直さんの話では、今年はミツバチが少ないだけじゃなく、蝶もすごく少なく、ツバメも少ない。そして、ツバメの雛が騒がない。ということ。

私の友人も、今年はミツバチだけじゃなくほかのハチもすごく少ないと言っていた。

明らかに変な気がする。

うちには毎年みかけない毛虫が出たことと
やたらミノムシが多いように感じる。

数日前、ジュウイチが鳴いていた。
ツツドリもホトトギスも来たけど
確かにホオジロのさえずりは少ない。
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発見。白ニワゼキショウ

2009-06-12 | 植物
東山植物園のてっぺんの花園の横の草地で、新手のニワゼキショウを発見。
ちっちゃいけど、アヤメ科。

合掌造りのある方には藤色系のニワゼキショウがたくさん生えているが、これはよく見かけるもの。
 ※ニワゼキショウなのかアイイロニワゼキショウなのかは未確認。今まで区別して見てなかった。

てっぺんの草地にあった真っ白のもの(この写真)は、明らかに今まで見慣れているニワゼキショウとは違う。パッと見、サワギキョウみたい。草丈も低くて、やわらかい感じ。清楚でなかなかきれい。

これも調べてみると、北米大陸には100種類以上のニワゼキショウがあるという。
これは、White blue-eyed grass という種類に似ている。
Blue-eyed grass というのがニワゼキショウを表しているようなので
訳すとシロニワゼキショウ。
私もそう名づけたかったんですー!


帰化植物図鑑にはまだ載っていない。
どうやって入ってきたのだろう。


それにしても100種以上ものニワゼキショウがアメリカにあるとは。
ニワゼキショウ・コレクターとかいるんだろうか。
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ラフレシアとコンニャク

2009-06-12 | 植物
ものすご~いカンチガイをしていたことに気づいた。
わたくしとしたことが、おはずかしい……。

ラフレシアとショクダイコンニャクは同じものだと思っていた。
ラフレシアは私が子どもの頃、世界で一番大きな花、といわれていた。
でも今はショクダイコンニャク(燭台蒟蒻)が一番大きい花だといわれているらしい。
どこでどう間違えたのか、燭台蒟蒻の花はラフレシアだと思い込み、
燭台蒟蒻という名前も知らなかった。

そういわれてみると、花は全然違う。
同じなのは、肉の腐ったにおいを出して虫を呼び寄せるということだ。
ラフレシアはラフレシア科で、寄生植物だと。
燭台蒟蒻はサトイモ科。


で、ラフレシアも燭台蒟蒻もともにスマトラ島に自生することからよけい混乱していた。

サトイモ科の植物は世界に何百種もあるらしい。
びっくりです。
確かに日本でも、スルガテンナンショウとユモトマムシグサと……と……と、と数え上げていけば、あっという間に10種類は超える。
ウィキベディアでコンニャク属の種数だけ見ても100は超えている。


※ここであらかじめ言っておくが、この写真は燭台蒟蒻ではない。
蒟蒻の仲間だが、燭台蒟蒻はもっと大きく高さ6mにもなるらしい。


なぜ突然こんな話題になったかというと
昨日東山植物園の温室に、なつかしいこの写真の植物の鉢植えがあったから。
ラベルに「ゾウコンニャク ショクダイコンニャク」と両方の字が見えた。
ゾウコンニャク=燭台蒟蒻なのかと思ったけど、帰って調べると別物で、ここにあったのはゾウコンニャクの方らしい。

これはインドネシアに生えていて、ジャワ島でもスラウェシ島でも山道の道端でときどき見かけた。庭に栽培している人もいるらしい。
さらにネットで調べると食用になるという。

道端で見かけるたび、近くにいるインドネシア人に、あれはラフレシアかと聞いていた。違うといわれた。当然、違う!
何言ってんだこのニホンジン!


この植物を知ったのはジャワ島のボゴール植物園で、このときの私にとってこれはラフレシアだった。
ボゴール植物園にはラフレシアがある(らしい)。
私はラフレシアを探し回り(ガイドマップが手に入らなかったので)、見つけたこの植物をラフレシアだと思い込み、安心して、目的を果たしたと思い込んでいた、今日まで。

で、そのときの写真をよく今日見てみると、そのとき1種だと思っていたけど(だってラフレシアだと思っていたから)、2種類写っていたのだった。

この写真は、ゾウコンニャク(またはそれに近いもの)だと思う。
ジャワ島のボゴール植物園で。

もう1種植えられていたのは燭台蒟蒻に近いもののよう。葉の形と、葉柄の模様が違っている。
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国指定重文 東山植物園の大温室

2009-06-11 | 植物
植物園の中で、大好きな場所、温室。
これが国指定重要文化財だったとは。
平成18年に指定されたとのこと。建築の方式が珍しく、今ある日本の温室で一番古いという。

温室のヤシの木々を眺めて、波の音を想像するのがよい。
熱帯の島に来ているつもりになるのが楽しみ方。

ハワイアンハウスなどという、そそる名前の一室もある。
ここではハワイアンミュージックとフラダンスを思い浮かべること。





こんな植物園で一日中楽しみたいものだが、超怒!なこと一つ。
いいお食事処がない。あまりにもひどいので堂々と書いてしまうが、1軒だけの食事をさせる店のやる気のなさ。
単調なメニューとつまらない味とそれにしちゃー高いお値段。
非創造的。
訪れる客に対する誠意がないとしかいいようがない。
外人さんが訪れたらがっかりするだろう。
というか、植物園の質とお店の質のギャップに驚くだろう。
店員さんの対応が悪いとか言いたいわけではない。
店員さんはいい人である。

食べたいものがなく、空腹で歩き回った。

もちろん手作りのお弁当を持ってくればいいのだが
手ごろな値段で手ごろなものが食べれるレストランと
ちょっと高くてもいいから心地よくいいものが食べられるレストランを
用意してほしい。
今は、植物園だから植物を見る以外のことをしてはいけないとでもいいたげ。
でも、こんなに素敵な植物園があり、いい空気があるんだから、それをいい食事とともに楽しむ機会を与えてくれてもいいと思う。
もっといろいろに楽しめる公園にしなければ宝の持ちぐされではないか。

素敵な庭のあるレストランは私の憧れである。

ジャワ島のボゴール植物園のレストランで、ナシゴレンとかミーゴレンとかの決まりきったメニュー、高くて、特においしくもなくて、紅茶を頼んだらジャワティーの本場だというのにどこやらの味のないティーバックが出てきた(もしかするとその方が高級ということか?)。
競争相手もなく、立地条件にあぐらをかいていることにがっかりしたけど
東山植物園のほうがひどいことに気づく。
ボゴール植物園は、少なくとも、レストランの雰囲気はとてもよかった。


名古屋の誇る東山植物園、ガンバレ!

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東山植物園の花園

2009-06-11 | 植物
東山植物園で。昔、大芝生広場になっていたところが、花園に変わっていた。
小川まで流れていた。
写真の石垣の向こうに、うっそうとした大花苑が広がっている。人工的な派手な花ばかりだけど、それなりにいい感じになっている。
手前にはユリ、真っ盛り。

お金かかってる……
日本はやっぱり豊かだと思う。

これも税金。名古屋市民の。名古屋市民でない私でもたんのうできる。
毎日こんなところを歩いて楽しみたいものだ。

花苑の隣に梅園がある。
これも昔、ぽつりぽつりと梅が生えていて、その下で友達とお花見をしたのが
忘れられない思い出なのだけど、
それが、うっそうとした梅園に変わっていた。
まったく様子が違う感じ。

時が流れたのだなぁと思う。
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心地よい東山植物園

2009-06-11 | 植物
本日、東山植物園で、「街の植物観察」講座。
カラスビシャクが雌雄同株であることを観察。チゴザサの雌しべの花柱の紫がかったピンク色のブラシのきれいなこと。

今日は、暑くもなく、寒くもなく、ときどき1滴2滴雨粒の落ちてくる曇り。
緑濃い園内で、植物の濃厚な気に包まれているのが「草木浴」という感じで心地よい。
空気が植物の密度でなんだか重かったけど、その重圧に身を任せると、指圧受けているような解放を感じた。

講座が終わってから、園内を歩いた。
植物園をのんびり歩くのは久しぶり。というか、園内をくまなくじっくり回ったことがないことに気づいた。

25年ぐらい前とはかなり様子が変わっていることも知った。
木々は当然のことながら、確実に大きくなっている。
うっそうとした森になっているのだ。

植物園はよく手入れされて、過ごし易いように管理されている。
花壇のような超人工的なところや、美しく造られた庭園、それにほどよい自然が調和している。
どこを歩いてもいい。

「公園」だけれど、落ち着いたたたずまいがある。
濃い植物たちに囲まれていると、私は本当に幸せを感じる。


今日、東山動物園で飼っていた日本で最高齢のゾウが死んだと朝のニュース。
公園の入り口で、70歳ぐらいのおじいさんが、
「ゾウが死んだから来てみようと思ってねー。わたしの名前は○○ゾウなんだ」と受付の人に話していたのを聞いて、笑った。愉快なおじいさん。
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