山里ひぐらしの小径

木曽路の入り口、岐阜県中津川市から
人と自然とのかかわりをテーマに、山里、植物、離島など。

冠雪

2021-11-27 | めぐる季節と自然

周りの山の上が真っ白になっていた今日。

ストーブをどんどん焚いているけどそれでも結構寒く、今からこれでは今後が思いやられる。

灯油で暖房するとすると、月に2万円近くなるのかもしれない。

備蓄の石油を放出すると言っているけど、リッター当たり数円しか違わないのではないかと思う。

 

実家の柿を無事採り終わり、明日は残りの柿を採る予定。

紅葉も終わるかと思えば結構ところどころに残っていたりする。

昨日名古屋に行ったら紅葉真っ盛り、イチョウはまさに最盛期だった。

 

★朝の山や川や紅葉(動画)↓

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初冬の雨上がりの朝 ヒヨドリ鳴く これから晴れそう

#mountainside #satoyama #Autumn 山にかかる雲 朝の光と草原 ヒヨドリ 撮影 Japan, Chubu re...

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OGPイメージ

山頂に雪降りかかる~もう誰も思い出さない オレンジの百合のような花のこと 11月下旬

#hillside #satoyama #Autumn 山麓朝散歩 雪雲が山の上にかかっています。 川原のイタドリが黄葉 ヤブカンゾウ ヨモ...

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秋の好日、観光地は人であふれ

2021-11-14 | めぐる季節と自然

郵便を出しに馬籠(まごめ)に行ったところ、すごい人でした。

馬籠は木曽路、中山道の宿場町。大正か昭和の初めかに国鉄中央線が引かれると、沿線から外れてすっかりさびれたらしいのですが、昭和50年代頃のディスカバージャパンブームで観光地として発掘され、今やちょっとした街になっており、まあそれが元々宿場町のあり方だったと思うので、それもいいのじゃないかと思っているところです。

2年前までは外国人であふれていましたが、今日はほぼ日本人。それでもちらほら金髪の人や異国風の顔の人がありました。日本に住んでいる外人または元外人なんでしょうか。

初めて馬籠に行ったのは昭和60年代だったと思いますが、その頃はひなびた田舎の雰囲気で、静かで、ゆったりして、いい雰囲気でした。やっぱりあの頃はよかったなあと思わざるを得ない。古き良き田舎はなくなるのでしょうか。

名物の五平餅。この店はずっと前から変わらずほんとに頑張ってます。

宿場の通りの店の中には、この地方の名物ではないものを売っている店もあり。おやきとかですね……。

まあ、食文化も地続きのところには徐々に伝播していくものなので、よしとしましょう。あながち大外れでもない。

この町は西向きなので、西日が当たります。夕日がよく見えます。

斜光線がきれいです。

紅葉もまあまあでした。

一番上の写真は、馬籠から見た恵那山。冠雪しています。

 

 

▼黒猫がおとなしくみんなに撮られていました。人気者なのを知っていてサービスしているよう(動画)。

OGPイメージ

秋の日だまり 黒猫モデル撮影会撮り放題無料サービスデー*木曽路馬籠(まごめ)

馬籠は中山道の宿場町。名古屋から車で1時間半ぐらい、JR中央線中津川駅からバスで30分ぐらいとあって、休日に気軽に行ける観光地として年々人気...

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宿

馬籠 但馬屋旅館(別サイト)

妻籠 ホステル結庵(別サイト)

 

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恵那山冠雪 3日前

2021-11-13 | めぐる季節と自然

4、5日家を空けて、帰ってきたら恵那山が冠雪していた。

12日に冠雪したらしい。いよいよ冬の到来。

空が青く澄んで、雲の流れが速い。流れる雲に太陽がさえぎられて、照ったり曇ったりを繰り返す。ときおり時雨。しぐれ(時雨)とはよく言ったもので、ほんとに、時々急にザザッと降る。

2006年の初冠雪は11月11日だった。記事→ 恵那山初冠雪、きのう - 山里ひぐらしの小径

 

木々の葉はもう10日ぐらい前から色づき始めていたけど、今は紅葉真っ盛り。

まず最初に、タカノツメ(ウコギ科)の葉が真黄色になる。タカノツメの葉というのは、決して1枚の中で緑のところや黄色のところがムラになったりしなくて、ある朝全部の葉が一様に真黄色になってしまうのである。そして数日後に、全部の葉が一様に色あせて、日に日に白っぽくなっていく。黄金色の期間はそう長くない。今まさに、タカノツメが最も金色なとき。

上の写真はダンコウバイ(クスノキ科)。クスノキ科の落葉樹は赤くなるものはあまりないように思う。大体黄色になる。ほかには、クロモジ、シロモジ、カナクギノキなど。そもそも落葉樹が少ない。

ダンコウバイは特徴のあるチューリップ型の葉をしている。クスノキ科に多い三行脈という葉脈がある。葉の基部のあたりから3本の葉脈が葉の先の方に向かっているのを三行脈という。ダンコウバイでは、この脈の基部が葉柄の方に向かって三角に飛び出しているのが特徴。この三角を見るとなぜか知らないけど嬉しくなる。

山の家(標高570m)の周りはダンコウバイが多い。

丘の家(標高330m)の周りはツツジが多い。ドウダンツツジが赤くなり始めている。

 

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ウスバキトンボ・盆トンボ

2021-08-19 | めぐる季節と自然

先日定例のオンライン勉強会で、ウスバキトンボが大群になって飛んでいるという話が出た。それを話したのは岡山在住の人。

ウスバキトンボって何? と思ったのだけど、そのトンボを知らないのはどうやら私だけのようだった。

どこのむらでも町でも、この時期になると群れて飛んでいるという。どこにいるの?と聞くと、「そこら辺にいる」という。家の軒先にも、田んぼにも、いろんなところにいるらしい。そんなトンボは見たことがありません、と私は断言したのだが。

翌日裏の田んぼの方を夕方散歩していたら、いっぱい飛んでいるものがいましたよ。多分それがウスバキトンボなのでしょう。

くすんだ色をしていて、地味で、飛び方はほとんどアブかハエみたい。トンボのような優雅さがあんまりない。こういうのが大群でいるとちょっと大変なんだろうと思う。

しかし、こんなそこら辺にいるものを今まで認知したことがないというのは、自分がいかに虫に興味がないかという証拠である。植物と野良猫以外のものは無視して歩いているようだ。

このトンボは、地域によって名前がいろいろだけどもほぼ同じで

南伊豆では「お盆とんぼ」、徳島県の山奥では「ぼにとんぼ」、愛知県の奥三河では「おしょろとんぼ」と呼ばれているとのこと。おしょろとは当然、お盆のお精霊さまである。

新しく虫の名前を一つ覚えたこの2日であった。

 

動画あります

OGPイメージ

お盆過ぎの梅雨明けみたいな青空と地味なトンボ飛び交う田んぼ8月18日

戻ってきた梅雨前線なのか早く来た秋雨前線なのか、数日の大雨で西日本から関東まで被害を受けました。 前線が去って久しぶりのすっきりした青空の夕...

youtube#video

 

 

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猫の集会は新月の日にもあるのか

2021-08-09 | めぐる季節と自然

朝、ガラス戸を開けたら、テラスのテーブルの上でこげ茶色の猫が香箱座りして一人しずかに雨を見ていた。

見たことのない猫。

あら、おはよ。と声をかけたら去って行った。話したかったのに。

反対側の窓をあけたら、そっちのテラスではトラ猫が雨宿りしながら毛づくろいをしていた。こっちも逃げたら残念なのでそっとしておく。

 

猫の訪れがあるのは2月以来だ。2月には毎日猫がうちのまわりをぐるぐる回っていたけどその後ずっと見ていなかった。

猫の集会があるのだろうか。今日は新月だけど。臨時集会? 満月には定例会があるのだと思うけど。雨の日の集会にはうちのテラスを使ってもらってかまわない。どんどん来てもらいたい。

 

朝から強い雨。ときおりやんで晴れ間が見える。そして、風が吹くと寒いので、窓を閉めなければならない。極端な気温差。

ホオノキも、エゴノキも、ナツツバキも、濡れている。

 

昨日は久しぶりにブログ更新しなかったら、アクセスがいつもの倍ぐらいあった。喜んでいいのか悲しんでいいのかよく分からない。

 

写真/メマツヨイグサ(アレチマツヨイグサ)(アカバナ科)

 

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秋の虫鳴き始める

2021-08-05 | めぐる季節と自然

数日前からヒリィ、ヒリィという秋の虫が鳴き始めた。

まだ夏なので、秋の虫ではなく夏の虫なのかもしれないけど、早くも夏が後半に向かいつつある空気感。

そういえば一昨日は網戸にカブトムシが突撃してきた。

昨日は夕方から曇って雨が降ったけど、夜中に目が覚めたとき、また満天の星になっていた。

一年が巡り行くのが速い。もうすぐ冬になる気がする。冬支度しないと……。

一日もあっという間に過ぎる。一日があっという間だから一年があっという間なのだろう。時間が余るのは夜中だけだ。夜中だけは、どうしてこんなに時間の経つのが遅いのかと思う。眠れないとはそういうことだ。

それにしても暑くて、朝からべたべたする。そんなことは都会では当たり前なのだろうけど。都会では冷房なしでいられないだろうから、むしろ涼しいのかもしれない。

 

今年はスーパーで売っているキュウリの質がいちいち悪くて、傷んでいるものもある(まともなスーパーがないということか)。先日友達がくれたのはすばらしく良かったので、日本中の畑で出来が悪いということでもないらしいのだけど。キュウリ好きの私としては残念だ。それにしても毎日同じものばかり食べていて全く面白くもない。海外旅行に行って変わったものが食べてみたいと思う。いつ行けるのだろう。

 

しばらくブログは夕方から夜に更新しようと思う。

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珍しく晴れた朝

2021-08-03 | めぐる季節と自然

珍しく朝さわやかに晴れていた。やっと梅雨明け? または、秋到来? みたいな感じ。

ここ2日ほど夜の雨もポツリポツリ程度。

今週の終わりからまた降水確率70%とか90%とかが並んでいる。

今が何の季節なのかよく分からないような天気だけど、気温40度とかの猛暑になってないのが本当にありがたい。

今日は『日本の民家』の読書会なのでこれから予習をする。

前半はかなり読みづらい文章。時代を感じる、古く硬い文。そういえば日本語ってこうだったよな、と懐かしく思ったりする。

今日の記事はこの程度で終わります。

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雷で木が焼けていた

2021-08-01 | めぐる季節と自然

どうしてこんな道の真ん中に木が倒れ掛かっているのだろうと思って、気づいた。一昨日の雷が落ちたの、ここだったんだと。家から50mぐらいのところ。

怖っ。

 

その木だけ特別高いということでもなく、樹高4、5mのものだったと思う。

 

いつ雷が落ちるか分からない。本当に。気を付けなくては。

 

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家に落雷したら火事になる、としたら自分はどうなるのか

2021-07-31 | めぐる季節と自然

昨晩の恐怖。近くに雷がドカーンと落ちた。尾根のようなところに家がある場合は、より恐ろしく感じる。我が家でなくてよかったと思う。

しばらく家じゅうのコンセントを壁から抜いていた。

雨もひどくて、北側の窓を閉め忘れていたら、水浸しになっていた。こんなに降り込むことはめったにない。

 

先日、市内の家が火事になったのだけど、それが落雷のせいらしい。家の中にいれば安全だと思っていたのだけど、落雷で家が火事になるなどとは今まで知らなかった(知らなさすぎるかも)。

だとすると、家の中にいても危険ということにならないか?

一応ネットでググってみると、家の中で落雷で死ぬとはどこにも書いてなかったけれど、電化製品の近くにいたりすると感電するとは書いてあった。

たとえ電化製品から離れていたとしても、家に落ちたらショックでどうかなりそうだ。ただ、火事になったとしても、おそらく爆発するわけではないだろうから、何とか逃げ出すことは可能かもしれない(と思いたい)。

前に2度、家のテレビが壊れたことがあったのだけど、あれはどこに落ちていたのだろうか。小さい雷が家の軒先に落ちたような気がするのだけど、そう思っているだけか。

いずれにしても、地震、雷、火事、親父というように、雷って怖いってことを久しぶりに思い出した。ちなみに最近の親父って怖いんだろうか? 私の父は優しかったし、すでにこの世にいない(涙)。

 

写真/ムクゲ Hibiscus syriacus  アオイ科フヨウ属(ハイビスカス属)

花びらのマットなしわしわ感がハイビスカスそのもの。中央が赤いのは「底紅」と言われ、茶花として愛好されているらしい。宗旦ムクゲとも言われる花色。宗旦とは千利休の孫で、やはり茶人とのこと。その宗旦が好んだという。

私もムクゲではこの色が一番好きだ。

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ツクツクボーシとミンミンゼミが鳴き出しセミ四重奏

2021-07-25 | めぐる季節と自然

昨日ツクツクボーシが、今日ミンミンゼミが鳴き出しました。ツクツクボーシが先……?

梅雨明け宣言出てから(7月17日)アブラゼミが鳴き出して、毎日盛大に演奏するヒグラシがいて、

これでセミ4種がステージに上がった感じ。クマゼミはいないけど、いいです別にいなくて。暑苦しいから。まあにぎやかなひとではありますけど(フォロー)。

 

ヒグラシの声ってどうしてあんなに音楽的なんだろう。弦楽器の響きです。絶対音楽だと思ってピアノで音を拾ってみましたが、合うのがなかった。1匹1匹微妙に音程がずれています。そのずれが魅惑の和音になっている。雅楽とか仏教の声明みたいな感じの和音。

 

今朝はやぶでコジュケイ?なのか謎の鳥が地鳴きしていました。やぶを歩いていたので、そういう歩く系の鳥だと思うのです。

幼鳥の声は親と少し違うので分からないことがあります。

 

声はこちらの動画で紹介→朝から元気はつらつな夏の朝の鳥 青空の白い雲ふわり動かない

 

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山の上に入道雲的な雲が湧いている夏休みの前の日

2021-07-20 | めぐる季節と自然

昨日の記事と写真が同じ……(-_-;)

でも昨日の記事は10日前の写真だが、今日のは今朝の写真。写してる方向も違う。

ということで、山の上に出ているもくもくした雲を撮っているつもりです。

夏っぽく、見た目爽やか。

 

子どもの夏休みっていつからいつだろうと思って調べてみたところ↓

  ほかの人が運営しているサイト:2021年夏休みの期間はいつからいつまで?小学校・中学校・高校・大学・幼稚園

北と南で短く、真ん中辺で長い。

北海道、東北、沖縄、九州で短いのです。九州は例外もありますが。

すでに今日から夏休みに入り、土曜日からの連休と合わせるともう休みに突入しているところも多いようです。

 

ここのところ夕方強い雨と雷が来るので、夕方のウォーキングをしておらず写真もあまりありません。

今日も洗濯物が乾きそう。

 

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夏の朝のヒグラシとホトトギスは涼しげ タケニグサは暑げ

2021-07-19 | めぐる季節と自然

10日ぐらい前の空とタケニグサ

一応梅雨は明けたことになっているが、曇りがちだったり雨が降ったりして、今年は梅雨明け十日という典型的な夏の天気にはならないようだ。けれども晴れ間がのぞくと夏らしさがある。

今朝ヒグラシが鳴き出したのは4時25分だった。30分ぐらいしきりに鳴いて終わる。ヒグラシとホトトギスの声と雨の音が私のなぐさめだ。それを聞くと穏やかで幸せな気持ちになる。それらが聞こえない場所には住みたくない。

 

タケニグサは今が最盛期。ケシ科の花だけどヒナゲシとは全然イメージが違う。クサノオウという黄色いケシ科の花があるけど、それもまた違う。ケシ科というのは実にいろんなタイプのものがあると感心する。傷つけると、タケニグサとクサノオウは黄色い汁が出る。ヒナゲシは白い汁が出ると思ったけどどうだったかな。麻薬になるケシも白い汁が出る(写真を見た)のできっとそうだろう。

キジバトが鳴いている。キジバトの声は平和な感じだ。

 

ヒグラシとホトトギスの声は動画で聴けます

0:43からホトトギス

OGPイメージ

小鳥ホオアカ?とホトトギスと赤と緑の葉っぱの補色を愛でてみた

#Votanical #hillside #birds sound  秋に葉緑素がなくなって葉が赤くなりますが、春の新芽にも赤いものがあるし...

youtube#video

 

ヒグラシ

OGPイメージ

谷間のネムノキが満開。ヒグラシの合唱も音楽的。

撮影 Japan 中部地方太平洋側丘陵帯 7月中旬 20210717(音声は別録) *----------*----------*----...

youtube#video

 

タケニグサ

OGPイメージ

【15秒で分かる】この花なに?7月になって咲き出した。汁でかぶれる人もある

#植物#荒れ地#かぶれる タケニグサ Macleya cordata ケシ科 切り開いたところや崖っぷちなど、地表面が動いているようなとこ...

youtube#video

 

 

 

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梅雨前線がなくなった

2021-07-16 | めぐる季節と自然

今日は降水予想10%だけど、どんよりしていつ降り出してもおかしくない空模様。ほっとする。毎日ドキドキしながら天気予報サイトを開いて見ている。明日は晴れだが当分雨が降りやすいようだ。しかし、天気図を見たら、昨日から前線がなくなっていた。やはりもはや梅雨ではないのだろうか。

曇りやしとしと雨の日にホトトギスが鳴くのは本当にうれしいものだ。それにヒグラシが混じるとなお嬉しい。ホトトギスとヒグラシの鳴かないところで暮らしたくない。ホトトギスは南の国から渡ってくるらしいのだが、南の国でその声を聞いたことはない。もしや南の国にいるときは繁殖期ではなく鳴く必要がないのだろうか。鳥のことはよく分からない。

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朴の花は6月を告げる……はず

2021-05-16 | めぐる季節と自然
雨。
ザ・雨の日、とほめてあげたくなるような、ブレのない雨の日。
雨が自信をもって降ってる。
空もどーんと暗い。

そんな中でも散歩する。先日出先でやむを得ず買った透明のビニール傘は、景色が良く見えるのですごくいい。周りの樹々の緑も、遠くの山も、灰色の空も楽しむことができる。こんなことならもう普通の傘は買わず、ビニール傘ひとすじでいってもいい。ビニール傘も昔のペランペランのではなくしっかりしたのになっている。都会を歩くときも周りの人や車にすぐ気づけるから安全性も高いと思う。

ということで、こちらでも梅雨入りしたんだろうか。
2、3週間早く進んでいた季節も次第に修正されていくかと思ったら、そのまま進んでいるようだ。
朴の花が咲いたらそろそろ朴葉餅やら朴葉寿司の季節。それは普通は端午の節句の頃であり、現在の暦では6月である。まだ心の準備ができていない。モノの準備もできていない。米粉とか。小豆あんとか。

少し下の方では10日ぐらい前から咲いていた。知人のいる伊豆では5月に入ってすぐ咲き始めたという。

朴の木は岐阜県、長野県ではすごく多いのだけど、伊豆や四国ではそれほど多くないということ。岐阜県、長野県で朴葉の利用が盛んなのはやはりどこにでもあるからということだろう。こんな便利な葉っぱがあまり手に入らない人たちはかわいそう(無駄に優越感)。

とりあえず、梅雨入りおめでとう。





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一夜にして山が若緑色に

2021-05-02 | めぐる季節と自然
朝カーテンを開けたら、一夜にして山の色が鮮やかな緑に変わっていた。まるで輝くようだ。
2日ほど前のこと。
前の日まで、ところどころは山桜のピンク、ところどころはまだ薄茶色、またコナラのうぶ毛にくるまれた新芽の白緑色と
全体に白っぽくかすんだようすだったのに、それがすべて緑に変わってしまっていたのである。
(上の写真は今日の山)

3月後半からの山の色の変わり方は急速だった。モノクロ写真に毎日少しずつ色が着いて、カラー写真に変わっていくような感じだ。今日はもう色とりどりのカラー写真というより、緑にあふれている。雨が降ったせいで余計に驚くような鮮やかな色になっている。

2週間前の景色↓

このあたりは標高600~800mぐらい。

今年は特に藤が目立つ。山の藤もだんだん増えてきて、どこにもかしこにも藤が咲いている。山の手入れが行き届かなくなったため、植林に巻き付いた藤が育ってしまうのだ。この藤はきっと年々増えていくだろうから、そのうち山じゅうが藤色に染まってしまうのではないだろうか。そんな景色はきれいなのか怖いのか、そうなってみないとよく分からない。

少し低いところではアズキナシがすでに終わりかけていた。

分かりにくいけど、高いところに白い花が咲いている。



アズキナシは山桜の少し後で咲く。毎年この時期だ。今年は桜が早く咲き、アズキナシはほぼ例年通りだったようだ。
白い細かい花が集まって咲く。実が小豆に似ているのでこの名がある。私の大好きな花だ。高木になるので遠くから見つけられることもある。
しかしこの時期、山は白く見えるものが多い。若葉の裏がひるがえって白く見えるので、白い花と見間違えることがある。

今年の春は2、3週間も早く来て去っていった。あまり嬉しいことではない。早く来るのはいいが、早く去るのは悲しい。できるだけゆっくりと通っていってほしいと思う。
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